今、食用菊が旬を迎えていて結構出回っている。私は、実家の方のイオンに入っている産直のお店でみつけた。この産直のお店、新鮮野菜がまぁお安いこと!食用菊は大きい菊が8コほど入って120円、ジャガイモ150円、人参100円、ホウレン草150円(ちなみにイオンスーパーでは298円だった)とどれもこれもリーズナブルな価格だ。私は、つい嬉しくなりあれもこれもとカゴに入れ大量購入した。
酢の物の作り方は次の通り(3~4人分)
材料 菊花・・大4コ キュウリ・・1/2本 ナメコ・・1/2パック 酢・・大さじ2 ハチミツ・・小さじ1 醤油・・少々
塩・・適量
作り方
①菊花は、ガクを取って花びらをバラバラにし、酢(分量外)をたらした湯でさっと茹でザルに上げ、冷めたら軽く絞る。
②キュウリは薄い半月切りにして塩もみし、しんなりしたらよく絞る。ナメコはさっと湯がいてザルに上げる。
③酢・ハチミツ・醤油を混ぜ、味を見て塩を少々加え和え酢を作る。
④冷めた菊花・ナメコとキュウリを混ぜ、和え酢を加えて和える。
*菊花は絞り過ぎるとギュッと締まるので軽く絞ると良いです。
母のご飯を用意する時に気を付けること
食材を食べやすい大きさに切る、薄味にする、盛り付ける分量を少な目にする、できれば彩りも良くする。
・・と用意していると子どもの食事を用意している気分になる。
母は寝ていることが多いからあまり食べ過ぎないよう、盛り付ける分量をちょっとずついろいろ盛るようにしている。私は、そこに気持ちを添わせるからきっと癒しのご飯になっているのだろう。
今日のランチは、焼きめし、豆腐とネギの味噌汁、カボチャサラダにトマト、セロリ、小松菜のお浸しを添えた。
母は、食事を残さずよく食べる、だからきっと長生きするだろう。
思いやりの料理は続いてます
昨日は、お煮しめをリメイクして蕎麦の実雑炊を作った。お煮しめの野菜は、小さめに切ったが実際に食べてみるともっと小さく切ったほうが食べやすいと思った。蕎麦の実雑炊は、おつゆと共に蕎麦の実がするりと喉に入ったりするので高齢の方で嚥下が困難な場合は要注意だと感じた。
蕎麦の実は、先に軽く乾煎りすると香ばしくなって美味しくなる。そこに出し汁を静かに加えて沸いたら弱火で10~15分煮ると蕎麦の実が開いてくるので酒やみりん、醤油などであじつけする。今回は、他の具を煮しめの野菜にしたので蕎麦の実が煮えてから加えて味付けした。蕎麦の実のつるんとしたとろみがとっても美味しい雑炊だ。
あとは、キュウリを柚子ドレッシングで和えて針生姜をトッピングして簡単に。食べた後は身体が温まり心地よい午後を過ごせた。
私の家庭の事情とは、母のお世話でほぼ介護な感じです。
久々に会った母は驚くほど弱っていて・・だから、今、私にできることを何でもしようと思った。
身体の基本は食事だから、まずはご飯をしっかり食べてもらおうと用意したのが写真のメニュー。ご飯、ナスとミョウガの味噌汁、お煮しめ、トマトとセロリのサラダ、小松菜のごま和え、マグロの刺身とすごく地味に見えるね。でも、食べてみて自分でもビックリしたのは、野菜の煮え方といい味付けといいすごく食べやすく、全体的に限りなく優しい感じだ。自分で言うのもどうかと思うけど・・。
私はこの料理をする時に母のことを思い、食べやすいようにと心配りをしていつもより丁寧に作った。野菜は小さめに切ったほうがいいかな、薄味がいいかな、盛り付けも少なめにしてみた、など。きっとそれが滋味深く美味しいご飯になったんだと思う。
当の本人は、黙々と食べて美味しかった、と満足したみたいだった。良かった!
料理教室にご参加いただいている皆さま、当ホームページをご覧いただいている皆さま、いつもありがとうございます。
私事で恐縮ですが、家庭の事情により今年いっぱい各料理教室をお休みさせていただきます(やおやの料理教室、薬膳料理教室、プチ薬膳料理教室)。
このコロナ禍でも料理教室にご参加くださっていた皆さまには大変申し訳ないのですが、どうぞご理解の程よろしくお願いいたします。コロナウィルスの状況にもよりますが、来年2021年の1月からは料理教室を再開する予定でおりますので最新の情報を当ホームページでチェックしてくださるようお願い申し上げます。
また、ホームページは随時更新していく予定なのでお時間のある時にでもご覧くださいませ。よろしくお願いいたします。
20日の日曜日は、グルッペでやおやの料理教室を行いました。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
やおやの料理教室は、マクロビオティック料理を基本にしていていかに野菜料理がメイン料理にできるかを紹介しています。今回も参加者の皆さんがお肉も魚もなくてこれだけ満足できるとは、と驚きのご様子でした。それは、マクロビオティックが陰陽を料理の中に取り入れているためその食事をいただくと自然界の循環とつながり身体が楽になる、だから美味しいのはもちろんですが心もホッとする料理ということだと思われます。
今回のメニューは、トウモロコシを丸ごとお米に炊き込んでから実を削いでご飯に混ぜた炊き込みご飯、アボカドとトマトの味噌汁、里芋の揚げ出し、梨のコンポートを実習しました。トウモロコシはもう最後の方ですがお米に炊き込むことで甘さが引き出されすごく美味しかったです。味噌汁にアボカドとトマトを使ったのも意外とイケる味、里芋は先に蒸してから揚げたので作りやすいと評判でした。ちょっと塩気が多めだったので、参加された皆さんどうぞご自分の味に調整してくださいね。
このところ少し涼しくなってカラダは楽になったけれど、夏の疲れがどっと出る頃でもあるので油断せずに食事を整えたい。
私は、季節の変わり目の不安定な時は玄米ご飯を食べることにしている。炊飯器で炊いた玄米ご飯は、もっちりせずサラリと炊き上がるので暑い時でも食べやすいのがありがたい。
玄米は、分搗き米と違って植えると芽が出るからエネルギー値が高く、ビタミン類もバランスよく含まれているので他にいろいろ食べなくても大丈夫なのだ。
今日のランチは、玄米ご飯に豆腐とフノリのスープ、ナスとピーマン炒め、塩鮭(ダンナのお弁当の残り)、キュウリとセロリのぬか漬け、奈良漬けの一汁三菜。
ゆっくりと噛みしめていただき、カラダも心も満足のランチだった。
昨日は、グルッぺでプチ薬膳料理教室を行いました。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
今回は秋の薬膳をテーマに薬膳料理を実習し、食後のお話しもそれに沿った内容にしました。
私は、薬膳料理を学び実際に体験していく中で、どの国の料理でも薬膳になるのではないかな、と感じています。だから、今回作ったパエリアも薬膳の考え方に則っていますので、私は薬膳と言えると自負しています。また、そのような柔軟な見方や考え方が面白いし大事なのでは、と思っています。
皆さんと共に実習したパエリア、玉ネギとフノリのスープ、カブと梨の塩麹ドレッシングサラダ(予定では柿でしたがまだなくて梨に変更)はどれも美味しいと好評でした。写真左側は、パエリアが出来上がったところでイカは先に炒め、炊く時は外して最後に加えてます。なので、イカが軟らかくて美味しかったですよ。パエリアは2~3人分が1レシピなので2倍量作りました。そこで、せっかくなのでフライパンと鍋炊きの両方で作り、炊き上がりの違いを確認しました。
また、初参加の方々の薬膳を学びたい!という熱意に私も胸が熱くなり、どんな時でもやっていこうと改めて思わされた日でした。
次回は、10月11日(日)に行います。詳しくは薬膳料理教室のご案内をご覧ください。
ババとは、ラム酒がたっぷり効いた大人のドルチェ。
先日、ナポリじゃなく日本の豊島園駅近くにある「タッポストチャオラ」というピッツェリアの美味しいお店に行ってきた。
マルゲリータなどのピッツァが美味しいのはもちろんだが、食後にデザートいかが?とお店の方に誘われるまま頼んだのがこのババ。
エリンギのような形をしたスポンジケーキにフォークを入れるとジュワっとラム酒が滲み出てきて・・ひと口ほおばると口中にラム酒の香りと味がしてすごくすごく美味しかった。上にのっている生クリームもほのかな甘さで、まさに大人のドルチェ。また行きたいと思うお店だった。
今日は重陽の節句、旧暦では菊の花が咲く頃なので菊の節句とも呼ばれる。
お膳には必ず菊酒がつき、このお酒を飲むと長寿が望めると言われている。私は、菊の花を探しに行ったけれどまだ売ってない、デパ地下ならあるかもしれないがそこまでしなくても・・日常の延長のハレの日のお膳にしようと思って、身近に入手できる食材を使うことにした。ウチには、乾燥した菊花があるので日本酒にそれを浸しておいたものをお膳につけた。菊の花の香りと味わいが旨い!お酒になった。
お膳メニューは、白和え、里芋のとも和え(里芋を煮て1/3くらいを潰して衣にし、里芋に和える)、てまり寿司(玄米ご飯で作り、人参・蓮根、ガリ・青紫蘇)すごくシンプルなお膳だけど美味しくて大満足だった。
前回、私はラタトゥイユをマクロビオティックの陰陽の煮方でレシピを紹介しました。陰陽の煮方って何?と思われた方のためにちょっと説明いたします。
マクロビオティックの野菜の陰陽は、地面を基準にして地上から天に向かって生長する野菜のエネルギーを陰性、地下に向かって生長する野菜を陽性とみなします。この陰陽のエネルギーの方向を利用した煮方を重ね煮といい、この煮方は鍋の中に陰性の野菜を下の方にして重ねていき、次のものと陰陽を比べながら重ねると上の方に陽性の野菜がきます。すると、鍋の中で陰陽バランスがとれるため、素材そのものの味を引き出して特に出し汁を使わなくても美味しくできあがるというものです。
今回のラタトゥイユもそのように煮ましたが、ん?玉ねぎは地面の上にあるからナスやトマトの方が先では?と疑問に思うかもしれませんね。
それは、玉ねぎには硫化アリルが含まれているため先に炒めて飛ばしてしまい、さらに塩を振ることで玉ねぎの甘さを引き出すためです。同様にニンニクも硫化アリルがあるので玉ねぎの次に炒めます。何故、同時でないかというとニンニクが焦げてしまうからです。次にシメジを炒めたのは、野菜とキノコの菌類だと菌類の方を陰性とみるため、先に炒めます。今回は、地上の野菜だけだったので比べ方は、地上から遠い野菜がより陰性とみます。トマトは、その水分をフタのように使いたかったので一番上にしました。
と、このようになんとなくで大丈夫です。厳密に比べているとわからなくなってしまうし、お料理がつまらなくなってしまうかも?適度に判断してみてくださいね。
島村野菜でラタトゥイユを作った。サンマルツァーノという縦長のトマトを使ったが、生で食べるより煮込みに適した種類でコクが出て皮も薄く美味しいトマトソースになる。写真には、ラタトゥイユがきれいに映らなかったけれど味は絶品だった。
ラタトゥイユにご飯を盛り合わせていて、黄色いご飯は紅花で炊き込んだものと白いご飯は胚芽米。両方とも少しずつあったので混ぜて盛り付けてみた。
ラタトゥイユは、野菜の水分だけで煮込むので味が濃く、味付けは塩だけでOKだ。その作り方もいろいろで、それぞれの煮方で大丈夫。
私は、マクロビオティックの陰陽に煮方にしてみたので、興味のある方はクリックしてレシピをご覧ください。
エンサイは空芯菜のことで、中華料理でよく使われる野菜のひとつ。確かに、茎の中心が空洞になっていてその字の通りだ。エンサイは、一度刈り取ってもまた新芽が出てきて何度か収穫できるのが特徴で、生命力の強い野菜と言えるため、食べてそのパワーをいただきたい。
エンサイは、ガーリックがよく合うのでその炒め物は、最もポピュラーな料理だと思う。なので、私からは料理のポイントだけお知らせして、あとはどうぞご自由に作ってみてね。
まず、ガーリックは多めが断然美味しいのでエンサイ1袋に対してガーリックを1/3玉くらいスライスして使用。調味料はオイスターソースを小さじ1くらい使うと美味しさアップ、あとはみりん・醤油、最後に塩で調える程度。そして、さっと炒めるのがいいけれど茎は硬い場合があるので、茎だけ先に炒めて硬さを確かめ、軟らかくしたい場合は水を少々加えて少し炒め煮して葉を加えるといいですよ。モリモリ食べて元気になろう。
千葉の成田でずーっと有機農法を行ってきた島村農園さん。私は、グルッぺで島村さんの野菜の美味しさに出会い、時々購入して応援してきた。しかし、このところあまりグルッぺに行かなくなったので島村さんから直接野菜を送ってもらうことにした。
旬の野菜がセットになっていて、今回はじゃが芋・玉ネギ・煮込みに適したトマトのサンマルツァーノ・ジャンボピーナツ・ナス・ピーマン・キュウリ・オクラ・エンサイ・モロヘイヤ・青紫蘇・ナス・ゴーヤ・インゲン、と盛りだくさんだ。
箱を開けた時の野菜の勢いがすごくて、この野菜を食べたら元気になれそうって感じ。早速、ジャンボピーナツを塩茹でしてみると、ホクホクで甘くてめちゃうま!あとは何作ろうとあれこれ考えていて楽しい。作った料理は順次ブログにアップしていく予定なのでチェックしてみてね。
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