皆さん、こんにちは。昨日に引き続き、3月のレシピを公開します。
このロールキャベツは、キャベツの甘さと餅きびの甘さプラスほのかな苦味が美味しいメインメニューです。
甘味の強い冬キャベツでも柔らかい春キャベツでも、どちらで作っても美味しいですよ。その中身は、玉ねぎと一緒に炊いた餅きびに木綿豆腐とヒジキ煮を混ぜたもので、餅きびのモチモチした粘りがあるのでつなぎの粉はいらないです。
餅きびの炊き方は、アワもヒエも同じなので覚えておくと重宝しますよ。雑穀類は、エネルギー値が高いので食べるとお腹がしっかりして調子が良くなります。よかったらお試しください。
<作り方のポイント>
ロールキャベツは、繊維が食べにくいことがあるので芯の部分を包丁で削ぐだけでなく繊維を断ち切るように切れ目を入れるか、芯を切り取ってしまう方法もあります。今回は芯を切り取って作りましたが、しっかり葉を巻き込まないと後で煮ている時に中身が出てしまうのでご注意ください。または、盛り付ける時にロールキャベツを輪切りにしてもいいですね。
餅きびを洗う際は、餅きびが流れないように目の細かい粉ふるいを使いましたが、サラシや手ぬぐいなどに包んで水の中でもみ洗いしてもいいでしょう。
ソースに米粉でとろみをつけているし、中身も餅きびなのでなかなかのボリューム感ですよ。
<餅きびのロールキャベツ> 4コ分
材料 餅きび・・1/2カップ 玉ねぎ・・1/4コ なたね油・・大さじ1/2 水・・180cc 塩・・適量
木綿豆腐・・100g ヒジキ煮・・大さじ2 キャベツの葉・・4枚
水・・1.5カップ ベジタブルブイヨン・・スティックの1/2パック 塩・・小さじ1/2 醤油
・・小さじ1 豆乳・・1/4カップ 米粉・・大さじ1 ローリエ・・1枚 黒コショウ・・少々
作り方
中身を作る
①餅きびは、粉ふるいに入れてボウルに水をはり半透明になるまで指を立ててしっかり洗う。
②豆腐はザルに入れて水切りする。玉ねぎはみじん切りにする。米粉に同量の水を入れる。
③フタに蒸気穴のない鍋に油を熱し、みじん切りにした玉ねぎを入れ塩をひとつまみ振ってじっくり炒め、玉ねぎの甘さを引き出す。
④次に水180cc加えて沸いたところに洗った餅きびを一気に加えかき混ぜ続ける。
⑤最初はさらさらしているが、次第にもったりしてきて鍋底が見えるようになったらフタをし、極弱火にして15分炊き、火元からおろして10分蒸らす。
⑥餅きびを蒸らし終えたらフタを取ってボウルに移し、木べらで少し練り上げる。さらに、豆腐をちぎって加え、ヒジキ煮と塩ひとつまみも加えて全体を混ぜる。
ロールキャベツを作る
⑦キャベツを茹でてしんなりさせ、冷めたら芯を切りとる。
⑧キャベツの水気を拭き取ってまな板に広げ、米粉(分量外)を茶こしで振り4等分にした餅きびダネを俵型にまとめて手前に置き、しっかりと巻き込んで最後楊枝で止める。
⑨ロールキャベツ4コがちょうど並ぶくらいの鍋に水1.5カップとベジタブルブイヨン(コンソメスープの素でもよい)塩小さじ1/2、醤油小さじ1を入れて混ぜ、ロールキャベツを並べてローリエも加えてフタをし、10~15分煮る。
⑩次にロールキャベツを取り出し、楊枝を外して輪切りか半分に切って器に盛り付ける。
⑪鍋を中火にかけて豆乳を加え、味が薄いようなら塩で味を調えてから水溶き米粉を入れてとろみをつける。
⑫ロールキャベツに⑪のソースをかけ、黒コショウを振る。
作り方①
雑穀類をたくさん使う時は、よく洗うことが美味しさの秘訣。5~6回水を替えて洗う。
結構白濁するので、水が半透明になるまで洗う
作り方④
必ず、沸いたところに餅きびを加えてかき混ぜ続ける。
火加減は弱火にする。
作り方⑤
餅きびが水分を吸ってもったりし、鍋こそが見えてきたらさらに極弱火にして炊く。
餅きびが焦げないようにガスマットを敷いているが、魚焼き網でも良い。
どちらもなければ、火加減は極弱火にする。
餅きびを蒸らし終え、フタを開けたところ。
餅きびはそのままでも炊けるが、玉ねぎを加えると甘味が出て美味しい。
作り方⑥
餅きびを練り上げているところ
作り方⑥続き
練った餅きびに豆腐とヒジキ煮を混ぜ、タネを作ったところ。
この時、味見をして薄いようなら塩を適量加えてね。
上の写真は作り方⑦⑧
他の写真は割愛しますが、あとは鍋に並べて煮てからロールキャベツを取り出し、ソースを作るです。
これは、ロールキャベツを4等分に輪切りにして盛り付けました。お箸だけで食べられます。
全体的に薄味でキャベツ・餅きび・豆乳のほのかな甘さが楽しめます。