料理教室の参加者さんから「三五八漬け」の漬け床をいただきました。写真は、カジキマグロに三五八漬け床をまぶしているところですが、お粥状になっているので塗りやすいのです。1切れに小さじ1~2を両面にまぶして、1時間から一晩おきます。
・・・すると、カジキマグロの旨みが増して美味しくなるのはもちろんのこと、身が軟らかくなってもっと美味しくなるのですよ!
「三五八漬け」は、東北方面の郷土料理で塩:麹:米が3:5:8の割合で作るものです。ざっくり説明すると、甘酒を作って最後に塩を混ぜて寝かせて作る感じです。炊いたご飯で作る場合と蒸したご飯で作る場合があるようです。
この漬け床は、漬け込むというより食材のまわりにまぶして使った方が、断然その良さが生きます。野菜の漬物を作る場合でも、少し多めに野菜にまぶしジプロックなどに入れ、もんで漬けるのをおすすめします。
私は、いろいろな食材にまぶすのが気に入ったので、これからもどんどん紹介していきますね。今日は、カジキマグロでムニエルにしました。
カジキマグロの両面に三五八漬けをまぶし、1時間おいてから小麦粉(片栗粉でも)をまぶしてフライパンで両面焼く。片面はフタをすると中まで火が通りやすい。
三五八漬けの塩分があるので、味がしっかりしています。塩分だけでなく、麹がカジキの旨みを引き出しているので他に味付けがいらないほど、びっくりするほど美味しくなりますよ。他に、鱈(生の塩なしのもの)でもやってみましたが、鱈の身がフワフワになってこれまた、美味かったです。あまりにも気に入ったので、三五八漬けを自分で作ろうと思っています。うまくできたら作り方を料理教室などで紹介しますので、楽しみにしていてくださいね。
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