去年の9月23日秋分の日に、私はふと思い立って自分が毎日食べている汁物をブログで紹介しようと、無謀とも思える企画を始めた。毎日、欠かさずしかも、使う食材を変えて、味噌汁やスープをいろいろと作ってきた。
お正月は、何種類かのお雑煮を作って楽しかった。また、季節の食材の移り変わりも改めて確認できて楽しかった。四季のある日本にうまれて良かったとも思える1年だった。
はじめは「どこまで出来るか、まぁやってみよう」と軽い気持ちだったが、いざ始めると面白くて「今日は何作ろうかな」と心待ちにするようになり、そのうち何がなんでも1年間続けるぞ、と気合が入った。
しかし、全てが順調だったわけでもなく、時には作りたくない日もあったり気を抜いて作ったものもあったりした。そう思うと、家庭料理は作り手の気持ちも充分にプラスされた料理だな、と実感して日々の暮らしとは、これでいいんだなとつくづく思った。そう、簡単なものでいいの、作ることが大事かな、と。
おみおつけという言い方は、諸説あるけれどご飯に付けるもの(大事な)ということで、御付け(おつけ)と言ってたが、さらに御をつけて御御付け(おみつけ)、もっとということで御御御付け(おみおつけ)という説がある。これは、まゆつばものらしいが、私はこの説が一番好き。昔の人の食に対する畏敬の念を感じることができるし、私は、食事をする時に必ず汁物があった方が食べやすいし、消化も助けてくれる気がするから。
この1年間、おみおつけマラソンのブログを見ていただいた皆様に心より感謝申し上げます。あれやこれや思うところもあったと思いますが、見ていただいたことが私のパワーになり続けることができました。
ありがとうございました。
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ごんた (水曜日, 23 9月 2015 11:40)
たいへんお疲れさまでした。
毎日、楽しみに拝見しておりました。
おみおつけマラソンを通して私自身も、食べること、食事を調えること、体調のこと、季節のこと、
日々のくらし、家族のこと、そして自分のことに思いを巡らせました。
すてきな企画をありがとうございました!