ホーム写真「春の薬膳」の内容

 私は、数日前にホーム写真を「春の薬膳」に切り替えました。これは、春の普段の食事を意識してメニューを考えたので、作りやすい内容になっております。よろしければ参考にしてみてください。

 

テーマ・・身体の中心軸を強くして春の浄化を促す

メニュー

*発芽玄米ご飯・・玄米は脾胃肝腎に働き、補気・健脾はもとより補肝腎、さらに安神作用もある。また、玄米の糠部分

         には排毒する働きもあるため、春には最適の食材。しかし、玄米は消化があまり良くないため発芽玄米

         にして炊くと消化を助けギャバも摂れるためおすすめ。この時期なら玄米を半日浸水しておくとOK.。

*菜の花の味噌汁・・菜の花は温性で肝肺脾に働き、解毒し炎症や吹き出物に効果があるためこの時期に良い。毎日少しず

          つ食べてもOK。

*煮しめ・・タケノコ、大根、人参、干し椎茸、昆布、コンニャク、インゲン(彩り)、の植物性のみを使い、味付けは

      酒・みりん・醤油。干し椎茸は戻してから戻し汁と共に使い、昆布は食べやすく切って最初から他の具材と

      共にコトコト煮るだけ。ポイントは水の分量を具材のカサの半分以下にし、野菜が煮えたら酒・みりんを加え

      アルコール分を飛ばしてから醤油を回し入れる。最後は煮しめると美味しい。

*山ウドとワカメの酢味噌和え・・ウドは微温性なので春先の冷えにも良く足腰の冷えや痛みに効果的。湿疹にも良い。

      私はウドの皮はむかずにたわしで洗って毛羽立ちを取り、薄くスライスしてから酢水でさっと茹でると食べや

      すくなる。五行でみると春は酸味を使うと良いが、食べ過ぎると逆効果になるため少しでOK。

*クレソンと黒豆のサラダ・・少し暖かくなってくると根菜だけよりも生野菜のシャキシャキが欲しくなるのでこのサラダ

      を入れた。クレソンは微寒性なので黒豆の平性を合わせて身体が冷えないようにした。地の巡りを良くして

      瘀血を改善し、春に旺盛になる肝の働き過ぎを抑えてくれる。黒豆は身体を冷やさずに利水してくれるため、

      この時期や冷え性の方のむくみ取りに良い。黒豆は、一晩浸水させてから軟らかく煮ただけ、それにクレソン

      をちぎって合わせ、麻の実オイル・酢・塩・こしょうで和えた。

*フキ味噌・・フキノトウは春の身体の解毒に効果的。苦味が気にならない場合は、細かく刻んでごま油で炒め、酒を加え

       てさらに炒め、味噌をみりんでのばしたものを最後に加え、全体になじんだら完成。苦味がイヤな場合は、

       1~2分茹でてから水に取り、よく絞ってから切って炒めるとよい。

       分量の目安は、フキノトウ5~6コ、ごま油大さじ1、酒大さじ1、みりん大さじ1、味噌大さじ4、甘くする

       場合はお使いの甘味料を適宜加えてください。

 

 お料理の内容は以上です。桜餅はお楽しみのデザート、春は脾の働きも活性化したいのであまり乳製品などのクリーム系の洋菓子はお控えください。

 最後まで読んでくださってありがとうございます。美味しいごはんをしっかり食べて心地よい毎日をお過ごしください。