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夏の薬膳

 

梅雨があけて夏の薬膳、ではあるが気圧の変化や気候変動も合わせて考えると身体へのダメージは大きい。さらに、電車や建物の中はクーラーが効いている。そこで、私は身体の暑熱をさますと共にお腹の中は温めるメニューを考えてみた。

 

まず、心に浮かんだのはスープしかも具だくさんのポトフ、薄味にして素材の味を活かし、次にはカレー粉を加えてスープカレーやトマトをたくさん加えてラタトゥイユ風にアレンジできるようにした。スープに使った野菜は玉ネギ、ニンニク、人参、山芋、ジャガイモ、トウモロコシ、オクラ、鶏肉、新ゴボウ、トマト、冬瓜で鶏肉までは身体を温めるか平性の食材、それ以降は涼性なので身体の熱をさましてくれる。これだとお腹を冷やさずちょうど良い感じがした。しかもしみじみと美味しい、味付けは塩とベジタブルブイヨン、香りづけにセロリの葉とローリエを使ったくらい。

 

これは食材が多すぎでは?と思うかもしれないけど、こういうのもいいのではないかと私は思う。使った食材の効能がわかっていて自分で納得すれば大丈夫なのだ。あとはヒジキのマリネでヒジキは寒なので身体を冷やすが五味子酢でマリネしたので酢は温性、プラス五味子が加わり五臓に効果的、また補血作用があるので貧血に良い。グリーンサラダには温性のココナッツフレークをたっぷり振りかけて冷え過ぎないようにした。食後のフルーツは全て寒性だが、全体的なバランスはイイ感じ。これにクスクスを添えて美味しくいただきました!