エゴマの油は、血液をサラサラにするヘルシーオイルとしてご存知の方も多いはず。が、福島の会津では昔からある伝統野菜のようだ。エゴマを食べると十年長生きするといういわれから会津では「じゅうねん」と呼ばれている。
エゴマの見た目は、白いごまのようだがシソ科の植物でごまとは別物。確かに、エゴマを持ってみるとサラリとして軽くこれから油が取れるのか?と思ってしまう。
エゴマを煎る時は煎り過ぎにご注意を。エゴマは、軽いので私はつい煎り過ぎてしまい、風味が損なわれてしまった。すごく繊細に仕上げると良い。と言っても鍋などで煎り始め、パチパチとはぜ始めたらもう火を止めるとOK。粗熱を取ってすり鉢で擂ると良い香りがして、それだけでご馳走感が出る。エゴマの実は、物産展や自然食品のお店で購入できるのでどうぞお試しを!
<ホウレン草ともってのほかのエゴマ和え>3~4人分
材料 ホウレン草・・1袋 もってのほか(食用菊)・・8コ エゴマ・・大さじ3 出し汁・・大さじ1ほど
みりん・・小さじ2 醤油・・小さじ2ほど 塩・・適量
作り方
①ホウレン草は塩茹でして水に取り、冷めたら3cmの長さに切って捨て醤油をする。
②もってのほかなど食用菊は、はなびらをばらして酢をたらした水を沸かし茹で、ザルに上げて冷まし軽く絞る。
③エゴマを鍋やフライパンなどで煎り、すり鉢で擂る。
④③に出し汁(温湯でも可)を加えて緩め、みりん・醤油を加えて和え衣を作る。
⑤①のホウレン草をよく絞り、もってのほかもすり鉢に入れて全体を和える。
*和え衣はみりんだけの甘さにしましたが、お好みで甜菜糖などを少し加えてもいいですね。
*和えてから味見をして、薄いようなら塩か醤油を適宜足してください。