私が実家に来て2カ月半経ち、そろそろ自宅に戻れるようになった。コロナ禍の中、あまりあちこちにも行けずひたすら母の介護をしてきたが、最後に温泉一泊の癒しが待っていた。母がショートステイにお世話になっているつかの間、義妹と一緒に近くのつなぎ温泉に行ってきた。
温泉側はコロナ対策が万全なため、夕食もお部屋でしかも仲居さんの途中の出入りをなくし、最初に大きなお膳とお椀(お蕎麦に汁は保温容器で)白金豚の蒸し焼き(別容器で)を並べるシステム。そして、お料理の説明を終えた仲居さんはごゆっくりどうぞ、と退出したのでこれはこれで気楽でいいな、と思った。大きなお膳の蓋を開けると色とりどりのお料理に思わず歓声をあげ、ビールで乾杯した。湯上りだったのでビールが体じゅうに沁みたし、料理も美味しかった。温泉のお湯は、とても滑らかで適温で疲れた身体を癒してくれた。
私は、今回のことでいろいろと大変なことがあってもしっかり向き合ってそこから逃げずにいると善きことが待っているんだな、と実感できた。そして、全てに感謝も気持ちでいっぱいになった。ありがとう。