実家にいた時、私は毎日山を見て癒されていた。本当は登山をしたかったけれど、今年は熊の出現も多かったためなかなか実現できずモヤモヤしていた。
そこで、昨日早起きしてダンナと一緒に高尾山に行ってきた。山に入って歩き始めると、山の気にふわりと包まれて心地よく心の中のオリが身体から溶け出していく感じだった。私は今まで何度かひとりで高尾山登山をしてきたが、一番キツイ登山道を選び早く登ることに専念してきた。でも、今回はゆるやかな道を選んでふたりでゆっくり歩き、まわりの景色も空も見て感じてだったので今までよりも山の優しさに触れることができたのかもしれない。
この時期に観光地へ?と思われるかもしれないが、早朝に出かけるなど感染対策は慎重に行った。帰りには、高尾山口駅に直結している極楽湯で温まり湯上りにビールをいただき、早々に引き上げた。
今、コロナ禍ではあるが、私は昨日、高尾山に行ってきたことで大事なことを見逃さずに済んだ、と心から思えた。