還暦を迎えて

私は今年、還暦を迎えた。

干支をどっこいしょ、と一巡りしたわけだが、その時間の長さが短かったのか途方もなかったのか今としてはよく掴めない感じだ。

 

この間、私は事故などで何度か死ぬかも、ということがあったけれど死ななかった。生きてる!

 

個人差があるので一概には言えないが、私が思うに還暦は人生の大きな分岐点のような気がしている。若さと勢いのあった青年期をとうに過ぎ、さまざまな経験を重ねてきて立ち止まり、ほっと一息いれる時なんだろうと思う。

 

私は、これからは身軽にして軽やかに生きていきたいと思っている。思考は考え過ぎずシンプルに、柳のようにゆ~らゆらと穏やかに、毎日笑っていられることを大事にしたい。

 

さて、物理的に身軽になるには要らないものは処分することだが、私は無理しないで処分したことも忘れるくらいまで待つようにしている。だから、遅々としてあまり進まないけれど、私はこのやり方が気に入っている。

心理的に身軽になるには、取り戻せない過去にこだわらず、先々の心配もせず、今、この時を大事に生きること。そして、自分自身を大好きでいられること、かな。

今までいっぱい辛いことがあったけれどもうおしまい、人生の課題はひと段落したから次にいこうと思う。