先日、魚市場で買ってきたアサリがすごく新鮮だった。ひと晩砂出しをしたら貝から身がべろーんと出ていてこっちがひるむくらい。
ダンナが料理をする予定だったのに、それを見て料理をする気が失せてしまったようで、私に代われと言う。まったくしょうがないな~、チキンだな~と私が返すと思い直したらしく、やっぱりやると言ってこのクリームボンゴレを作ってくれた。味は・・もちろん絶品の美味しさだ。
私はダンナのことをチキンだと言ったけれど、思えばダンナは心底優しい人なんだなと思う。生き物に対して限りなく優しいまなざしを向け、あの苦手な蚊さえも潰さない。いや、捕まえきれないから潰せないだけかもしれないけどね。私が苦手な青虫もミモザの枝にいるのをずっと観察していて、どれだけ大きくなったか、さなぎになって孵化したようだ、とか言っている。
生き物のひとつである私に対してもダンナは同じように優しく見守ってくれている、感じがする。だから、私はすごく安心で幸せだ、いつもありがとうね。