ココア生地のトライフル

 

 

 

3月の料理教室用に試作したココア生地のスポンジがまだ冷蔵庫にあり。冷凍し忘れた!

 

スポンジ生地はパサついていたが、私は捨てたくないので何とか工夫しようと浮かんだのがトライフル。

トライフルはイギリスのお菓子で、ケーキを作ったときに余ったスポンジ生地やクリームなどをガラスの器に交互に重ねたりフルーツも加えたりして、もうひとつの立派なケーキに仕立てたアイディアもの。

 

このトライフルは、ココアのスポンジ生地が植物性でクリームは生クリームにマスカルポーネを加えメープルシロップで甘味をつけ、ココアスポンジ、クリーム、ブルーベリージャム、イチゴを重ねてみた。

 

見て!余り物で作ったとは思えない出来ばえでしょ。

 

私はスポンジ生地が軟らかくなるまで半日ほど待ってから美味しくいただき大満足。

枸杞子入り菊花茶

 

今日は朝からグングン気温が上がり、地の気も上昇している感じがする。

 

そんな自然界の気を受けて、私は朝から目がボワンボワンしていてしんどい。そこで、菊花茶を飲んで頭部に上がった気を降ろすことにした。さらに枸杞子も加えて滋陰すれば効果がアップ!

今、飲みながらブログを書いているが、先ほどの目も頭もボワンとした感じが収まってきて、頭がスッキリしてきた。このように症状がある時に飲むと効果の程がよくわかる。

 

ちょっと説明を・・

枸杞子・・肝と腎の働きを補って陰液を滋養するため陽気とのバランスが取れる。

菊花・・肝気の上昇によるめまいやふらつきに良い。

 

なぜ、頭がボワンとしてのぼせるのか、それは体内の陰液が不足したために陽気が過剰になり暴走して上昇したために起こる。中医学では、人体の血液・体液を陰液と言い気の働きを陽気と言って、これらは対によって働いているという見方をする。そのバランスが大きく崩れることでさまざまな症状が出始める。特に春はのぼせなど頭部の症状が出やすい季節である。

 

症状に合わせてお茶で一服、これが日頃の養生のひとつになり身体を整えてくれるので、試してみる価値は大いにありです。

小松菜とシラスの煮浸し

気温があがってくると八百屋の店先に葉物野菜が満載になる。

菜の花・小松菜・ホウレン草・・「あぁ緑の葉っぱを山盛り食べたい」と私のカラダが言うので小松菜の煮浸しを作ることにした。

 

煮浸しには油揚げは定番だけど、ちょうどウチに買い置きがなかったのでシラスを使うことに・・ダブルでカルシウム補給になってイイね。

作り方はだいたいこんな感じ。

小松菜1袋、根元の土を洗い流し3~4cmの長さに切る。フライパンにごま油を大さじ1熱し、茎の方から入れて塩を一振りし炒め、しなってきたら葉とシラスを加えて炒め合わせ、水(ダシ)1/4カップくらい、酒大さじ1を加えて少し煮てから醤油大さじ2くらい(好みの量)加え、全体がしんなりとろりんとしたら完成。小松菜の茎のとろりとした食感がたまらんです。

ミニサイズのぼた餅

今年のお彼岸は、いろいろな味を楽しみたくてミニサイズのぼた餅を作った。もち米とうるち米を半々にして炊き、ピンポン玉くらいの大きさのぼた餅が15コほどできた。

 

左側からカボチャあん包み(カボチャを蒸して潰し塩味)

ゆかりまぶし(小豆あんを芯にしてご飯を巻きゆかりを)

小松菜巻き(きれいな緑色にしたくて小松菜に、青海苔でも)

きなこまぶし(小豆あんを芯にしてご飯を巻ききなこを)

小豆あん包み(スタンダードなぼた餅)

 

あんこの甘さはかなり控えめなので小松菜でも合う。また、カボチャあんのように塩だけで味付けすると食事にもなって嬉しい。

 

レシピは2017年3月18日のブログをご覧ください。

グルッペ「やおやの料理教室」3月の様子

昨日と一昨日はグルッペでやおやの料理教室を行いました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。また、満席につきキャンセル待ちをいただいた皆様には申し訳ありませんでした。

 

今回は手の込んだ料理が多かったので大忙しでしたが、皆さんがテキパキと動いてくださったのでゆっくりと食事をする時間も取れて良かったです。蕎麦いなりは、油揚げを甘く煮て蕎麦には梅酢でスッキリとさせ味のコントラストを、新玉ねぎのクルミ味噌汁はコクがありなんとも言えない旨みが出て、ヒエは炊くともっちりとして粉などのつなぎを入れなくてもコロッケ型に作りやすく楽ちん。そして、豆腐クリームで作るティラミスは軽く食べられて美味しいと大好評でした。

 

今回は、初参加の方や久しぶりの方がいらしてくださいましたが、いきなり大変な回に巻き込んでしまった感じがしてすみませんでした。これに懲りずにまたご参加くださいね。

 

それから、この料理教室で楽しくホッとできて美味しかったし癒された、との感想を参加者さんからいただき私もとっても嬉しいです。次回は、端午の節句の簡単な祝い膳を作ります。お楽しみに!

 

鯛のワイン蒸し

 

鯛が食べたいな、と私のカラダが言うのでちょっと高いけれど購入し、白ワインで蒸してみた。

 

お魚は下ごしらえが大事、鯛の切り身に塩を振り5分ほど置いたらペーパーで出てきた水分を拭きとる。これで生臭さが取れて美味しく食べられる。そして、蒸し時間も6~8分くらい(切り身の大きさにもよる)で仕上げると身がふっくらとなる。

 

これは、鍋に鯛と白ワインを大さじ3ほど入れ、塩とローズマリーを振り中火にかけて沸いてアルコール分が飛んだら弱火で蒸し煮してみた。ワインの代わりに酒でも良く、その際はローズマリーでなく山椒の粉を最後に振ってもいい。

小松菜を茹でたものと赤大根の薬膳ピクルスを添えていただき、カラダが満足した。

 

乾燥ゆり根の作り方

 

 

私は今年も乾燥ゆりを作りました。

ご存知の通り、ゆり根は年末から年明けくらいしか出回らないですよね。乾燥ゆり根は漢方薬局でも購入できますが、500g入りが基本でお値段も高いです。そこで、私は数年前から自分で作ることにしました。

 

最初は、ゆり根を洗ってバラバラにして天日干ししてみたけれど何の変化もないため、蒸してから天日干しにしてみると・・数日で写真のようになりました。水分を天日干しで抜いてしまうためゆり根はカチカチになり、常温で何年でも保存できます。

 

何故そんなにゆり根を?と思うかもしれませんね。それは、ゆり根の効用にあり、肺を潤し咳を止め動悸や不眠に良いことと精神の安定をはかってくれるためです。

ストレスの多い現代、ゆり根の安神が有効だと私は実感しています。なので、いざという時にすぐ使えるように準備しておくと料理教室でも紹介できるし試食もしていただけるので重宝しています。

 

もう、ゆり根は季節的に入手できないと思いますので年末あたりに入手できたら作ってみてね。情報が遅くてすみません。

作り方はクリックしてご覧ください。

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今年のたくあん漬け

去年の中旬くらいからたくあん用大根を洗って干し、ぬかと塩に漬け込み、今年の1月中旬ころにたくあんができあがりました。 

ぬかと塩の他に鷹の爪、柿とりんごの皮の干したもの、陳皮を入れて漬けた素朴な味のたくあんです。

 

今までたくあんを漬けてきた中で一番美味しくできました。各料理教室で参加者さんに召し上がっていただき大好評!私もとっても嬉しかったです。

 

たくあんの作り方は、大根を洗って干して・・その間も雨が降ったら屋内に入れたり、干し終わって半日・一日転がしておくとカビが出たりするので、とにかく容器など準備しておいてすぐに漬けることが大事です。手間はかかりますが、その分できあがると嬉しいものです。

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ホーム写真「春の薬膳」の内容

 私は、数日前にホーム写真を「春の薬膳」に切り替えました。これは、春の普段の食事を意識してメニューを考えたので、作りやすい内容になっております。よろしければ参考にしてみてください。

 

テーマ・・身体の中心軸を強くして春の浄化を促す

メニュー

*発芽玄米ご飯・・玄米は脾胃肝腎に働き、補気・健脾はもとより補肝腎、さらに安神作用もある。また、玄米の糠部分

         には排毒する働きもあるため、春には最適の食材。しかし、玄米は消化があまり良くないため発芽玄米

         にして炊くと消化を助けギャバも摂れるためおすすめ。この時期なら玄米を半日浸水しておくとOK.。

*菜の花の味噌汁・・菜の花は温性で肝肺脾に働き、解毒し炎症や吹き出物に効果があるためこの時期に良い。毎日少しず

          つ食べてもOK。

*煮しめ・・タケノコ、大根、人参、干し椎茸、昆布、コンニャク、インゲン(彩り)、の植物性のみを使い、味付けは

      酒・みりん・醤油。干し椎茸は戻してから戻し汁と共に使い、昆布は食べやすく切って最初から他の具材と

      共にコトコト煮るだけ。ポイントは水の分量を具材のカサの半分以下にし、野菜が煮えたら酒・みりんを加え

      アルコール分を飛ばしてから醤油を回し入れる。最後は煮しめると美味しい。

*山ウドとワカメの酢味噌和え・・ウドは微温性なので春先の冷えにも良く足腰の冷えや痛みに効果的。湿疹にも良い。

      私はウドの皮はむかずにたわしで洗って毛羽立ちを取り、薄くスライスしてから酢水でさっと茹でると食べや

      すくなる。五行でみると春は酸味を使うと良いが、食べ過ぎると逆効果になるため少しでOK。

*クレソンと黒豆のサラダ・・少し暖かくなってくると根菜だけよりも生野菜のシャキシャキが欲しくなるのでこのサラダ

      を入れた。クレソンは微寒性なので黒豆の平性を合わせて身体が冷えないようにした。地の巡りを良くして

      瘀血を改善し、春に旺盛になる肝の働き過ぎを抑えてくれる。黒豆は身体を冷やさずに利水してくれるため、

      この時期や冷え性の方のむくみ取りに良い。黒豆は、一晩浸水させてから軟らかく煮ただけ、それにクレソン

      をちぎって合わせ、麻の実オイル・酢・塩・こしょうで和えた。

*フキ味噌・・フキノトウは春の身体の解毒に効果的。苦味が気にならない場合は、細かく刻んでごま油で炒め、酒を加え

       てさらに炒め、味噌をみりんでのばしたものを最後に加え、全体になじんだら完成。苦味がイヤな場合は、

       1~2分茹でてから水に取り、よく絞ってから切って炒めるとよい。

       分量の目安は、フキノトウ5~6コ、ごま油大さじ1、酒大さじ1、みりん大さじ1、味噌大さじ4、甘くする

       場合はお使いの甘味料を適宜加えてください。

 

 お料理の内容は以上です。桜餅はお楽しみのデザート、春は脾の働きも活性化したいのであまり乳製品などのクリーム系の洋菓子はお控えください。

 最後まで読んでくださってありがとうございます。美味しいごはんをしっかり食べて心地よい毎日をお過ごしください。

           

グルッペ「薬膳食養講座」7回目の様子

 昨日はグルッペで薬膳食養講座を行いました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

 

 今回は、春の薬膳をテーマにして春に起こりやすい身体の症状を五行説を基に解説しました。その症状として、くしゃみや咳、のぼせなどはなぜ春に多いのか、またその対処方法として食事や暮らし方から全般的にみることが春の養生となる、という内容でした。今回は、いつにも増して皆さんとのコミュニケーションが良く、私も大いに学びになりました。ありがとうございました。

 

 次回は夏の薬膳を行います。夏と長夏も含めた内容で、むくみや湿気とりの薬茶も試飲があります。楽しくて気楽なこの講座、初めての方でもお気軽にご参加くださいませ。詳しくは薬膳講座のご案内をご覧ください。

雛祭りの祝い膳

 

私は、今年の雛祭りの祝い膳に海鮮と旬野菜のちらし寿司を作った。それと、ハマグリの潮汁、茶碗蒸し、タラの芽と根曲竹の酢味噌和えを作り、桜餅は市販のものにした。

 

桜餅も作る予定だったけれど、桜の葉を料理教室の会場に置き忘れたらしく・・買ったものを写真に収めた。やはり桜餅がないとね~。

 

この食材を買っていて気付いたのは、野菜だけでなく魚介類も均等に高い!ということ。まぁ、雛祭り用のいわゆる季節商品ということもあると思うが、こうも高いと困ってしまうな。野菜も魚もバランスよく食べるにはいろいろと工夫しないとね。