今年は新型コロナウイルスの影響により、世界中の人々の暮らしが一変するという事態が起こりましたね。そして、それは緊急事態の様相を呈して拡大しています。
このような中、世界中の医療従事者を始め、最先端で働いてくださっている皆さまに心より感謝申し上げます。また、コロナに感染した方々にはお見舞いを申し上げると共に早く治りますようお祈り申し上げます。
私が携わっている料理教室もほとんど中止しましたが、残念でやるせない思いでおりました。来年は、また対面による料理教室ができるよう期待しています。さらに、オンラインによる料理教室も初めていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
今年もホームページをご覧いただき、また料理教室にご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
久しぶりにマクロビのケーキを焼いてみた。
私は、今までこのケーキを何度も作ってきたから分量も量らず、だいたいでOKだった。が、どうも感が鈍っていたようで緩い生地になってしまい、慌てて粉を適量振り入れて事なきを得た。
マクロビケーキは、卵やバターを使わずに作るので生地を膨らますのにベーキングパウダーに頼るしかない。そこで、粉類と液体を混ぜる時にさっくりとスピーディーに作業するのが最大のコツだ。これは、レシピを見ただけではなかなか出来にくいので料理教室(コロナ次第)やオンライン(只今、準備中)でレッスンしたいと思っています。
このケーキは、薄力粉・リンゴジュース・なたね油・メープルシロップ・リンゴとサツマイモとレーズンを煮た物・クルミ・ベーキングパウダー・塩・シナモンで作った。
お菓子作りは心がほっこりして幸福感が増すね。
私が実家から自宅に帰ってきて2週間ほど経ち、なんとか通常の暮らしに戻って落ち着いた。そして、ふと母との最後のやり取りを思い出しては胸が熱くなる。
前にも書いているように私と母とのつながりは強く、それは確執ともとれるくらいのものだ。私は、ずっとそれで苦しんできて自分なりに心の学びを行い、もう大丈夫という感覚でいた。しかし、それは自分だけのものなので片手落ちだったのだろう、だから今回の期間が用意されていたのだと思う。いや、もしかしたら自分で無意識のうちにそれを望んでいたのかもしれない。
そして、実際に母との暮らしの中でお互いに話し合い、ご飯を食べて、介護して、を通じて思いがけない母の反応に翻弄されまくった私は、まさにこの学びの最後の試験を受けているような感じだった。
さて、私は今まで苦労してやってきたことがこの試験でパスして報われるのか、全てが水泡に帰すことになってしまうのか。重大な局面を迎え、もう最後は全てを受け入れるだけだ、と私は観念した。
いよいよ、私が帰る時になり母に「ハグしよう~」と両手を広げると、母は椅子からゆっくり立ち上がって片手を私の背中にまわし、ポンポンポンと優しくタッチしてくれた。その瞬間、母の手から温かいものが私の中に流れ愛で満たされた感覚になった。そして、私は親の子どもに対する深い深い無償の愛とは、これだと解った。
母は、すごく心配性で何かと悪い方にばかり考えてしまう性分なので、子どもに対しても度を過ぎるくらいの心配をする。親が子ども心配をするのは当たり前のことだが、し過ぎるとそれは心配という名の攻撃になってしまう恐れがある。残念ながら親はそれに気付かない、子どもはとても苦しんでいる、という関係性が作られてしまう。これは、悲しいことに親の方に悪気がないので子どもは辛い思いをする。
今回のことで解ったことは、親子間でお互いを思う気持ちや表現の仕方に大きな差があるだけなのだ。すると、どうしても相容れなくなってしまい、ボタンの掛け違がいやずれた歯車のように何もかもうまくいかず、お互いが苦しくなってしまう。だから、コトの始まりを丁寧に探って相手の立場にたって視点を変えると大事なものが見えてくる、と私なりに思えた濃密な期間だった。
ピェンロー鍋ってご存知?
中国のチワン族の郷土料理で妹尾河童さんが著書で紹介し、広めた鍋料理。白菜と春雨、干し椎茸、豚・鶏肉にたっぷりのごま油だけで作るのだが、これがとびきりの旨さだ。
冬に甘くなる白菜がさらに甘さを際立たせ、さらに干し椎茸のダシや肉類の旨みをを吸い取っていくらでも食べられる。緑豆春雨も同様に旨みを吸っているのでちゅるちゅると食べ過ぎるくらいだ。
この鍋、食べ方も独特で、まずとんすいなどの器に塩をひとつまみと七味唐辛子を適量振り、鍋から汁(少ないのでよそい過ぎ注意)をよそって混ぜる。この少ないタレに白菜などの具をからめて食べるのだ。最後におじやにする場合は、各自のとんすいに残っている汁を鍋に戻してご飯を入れる仕組み。えっ!!と思うかもしれないが家族や親しい仲間内でワイワイ言いながら食べるのが最高なのだ。
残念ながらこのおじや方式、今はコロナでちょっと我慢かな?
実家にいた時、私は毎日山を見て癒されていた。本当は登山をしたかったけれど、今年は熊の出現も多かったためなかなか実現できずモヤモヤしていた。
そこで、昨日早起きしてダンナと一緒に高尾山に行ってきた。山に入って歩き始めると、山の気にふわりと包まれて心地よく心の中のオリが身体から溶け出していく感じだった。私は今まで何度かひとりで高尾山登山をしてきたが、一番キツイ登山道を選び早く登ることに専念してきた。でも、今回はゆるやかな道を選んでふたりでゆっくり歩き、まわりの景色も空も見て感じてだったので今までよりも山の優しさに触れることができたのかもしれない。
この時期に観光地へ?と思われるかもしれないが、早朝に出かけるなど感染対策は慎重に行った。帰りには、高尾山口駅に直結している極楽湯で温まり湯上りにビールをいただき、早々に引き上げた。
今、コロナ禍ではあるが、私は昨日、高尾山に行ってきたことで大事なことを見逃さずに済んだ、と心から思えた。
岩手の釜石市にある中村屋の海宝漬は絶品だ。
海宝漬はかなり前にもブログで紹介し、今回は「二味海宝漬」というものでホタテとアワビの二種類が入っている。さらに、イクラとメカブなどが醤油漬けになっていてご飯が何杯でも食べられる逸品。
これを実家にいた時にお歳暮に頂き、家族みんな大好きでご飯をモリモリ食べて精をつけた。
海宝漬はご飯のお供はもちろんのこと、お酒の肴にもよく合って頂いて嬉しい!差し上げて喜ばれる!のでよかったらお使いくださいね。
中村屋 海宝漬 で検索してみてね。
私は今週初め2か月半ぶりに自宅に戻りました。
今回の実家での介護は、私にとって内容が濃くて今でもなかなか日常に戻れずにいる。眠いし、ダンナのお弁当作りもやたらと時間がかかり四苦八苦だ。
今年の2月に仕込んだ味噌もひとつはダンナに開けてもらったが、他はそのままにしておいたので昨日開けてみた。すると、カビはもちろん無く味噌の表面に黒っぽい醤が浮かんでいて、舐めてみると熟成した醤油って感じ、さらに全体を混ぜて味噌を舐めてみてその熟成された深い味わいに驚いた!もろみ味噌のような、そのまま食べて絶品の味噌。早速、キュウリにつけて一気に半分も食べてしまった。味噌汁にしてもすごく美味しかった。
熟成味噌を楽しむなら、味噌開けは12月くらいの方が良さそうということがわかった。気になる方は、次回の味噌作りでお試しください
見た目はサツマイモのようなヤーコン、きんぴらなど炒めてもシャキシャキして甘くて美味しいし、水に晒して生でもイケる。
ヤーコンはお通じに良く、さらに酢こうじもプラスされるのでその効果は絶大!良かったらお試しください。
ヤーコン1本を皮をむいて千切りにし、5~10分ほど水に晒してザルに上げる。人参1/3本くらいを千切りにする(しんなりさせる場合は塩をまぶしてしんなりしたら絞る)。
ボウルにヤーコンと人参を入れて混ぜ、酢こうじ大さじ3~4、オリーブオイル大さじ1~2、塩ひとつまみ、黒コショウで和える。
ヤーコンのシャキシャキの歯触りと甘さが美味しいサラダ、いくらでも食べちゃいそう。
スーパーでピッチピチのワカサギを見つけ、あまりの新鮮さに即購入。
ワカサギと言えばから揚げだな、と。
そこで、私は片栗粉に青のりを混ぜた衣をワカサギにまぶし、油でカラリと揚げた。ついでに蓮根とサツマイモの天ぷらも揚げて昨日の夕飯にした。あまりに美味しくて山盛りあったワカサギを母と二人でほぼ食べてしまった。
こちらでは冬になると湖に氷が張ってワカサギ釣りをする人が多い。だからなのか?スーパーにも新鮮なワカサギが売られているんだな、と思った。産地に住む醍醐味だね。
皆さんこんにちは。いつも当ホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
現在、各料理教室をお休みしていて2021年1月から再開する予定でおりましたが、新型コロナウイルスの感染が拡大しているため今のところ再開の目処が立ちません。今までのような対面しての料理教室はしばらく見送ることにしました。どうぞ、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
やはり、これからはオンラインによる料理教室も必要になってくるのでしょう。私としてもオンラインは苦手と言っていられないのでただいま準備中でおりますが、苦手意識があるためか準備もサクサクと進まない状態です。でも、まぁ自分なりに納得して皆さまにも学びやすい環境にしてから始めたいと思っておりますので、しばらくお待ちくださるようお願いいたします。
このコロナ禍の状況では、いつどのような経路で感染するかわからないことも多いようですね。そこで、基本的な手洗いなどを実行するのはもちろんですが、食事をしっかり摂り、身体の免疫力を上げることも大事だと私は思っています。
皆さんも必要以上に怖がらず心を安定させて、ごはんをモリモリ食べ丈夫な身体作りを心がけましょう。
私が実家に来て2カ月半経ち、そろそろ自宅に戻れるようになった。コロナ禍の中、あまりあちこちにも行けずひたすら母の介護をしてきたが、最後に温泉一泊の癒しが待っていた。母がショートステイにお世話になっているつかの間、義妹と一緒に近くのつなぎ温泉に行ってきた。
温泉側はコロナ対策が万全なため、夕食もお部屋でしかも仲居さんの途中の出入りをなくし、最初に大きなお膳とお椀(お蕎麦に汁は保温容器で)白金豚の蒸し焼き(別容器で)を並べるシステム。そして、お料理の説明を終えた仲居さんはごゆっくりどうぞ、と退出したのでこれはこれで気楽でいいな、と思った。大きなお膳の蓋を開けると色とりどりのお料理に思わず歓声をあげ、ビールで乾杯した。湯上りだったのでビールが体じゅうに沁みたし、料理も美味しかった。温泉のお湯は、とても滑らかで適温で疲れた身体を癒してくれた。
私は、今回のことでいろいろと大変なことがあってもしっかり向き合ってそこから逃げずにいると善きことが待っているんだな、と実感できた。そして、全てに感謝も気持ちでいっぱいになった。ありがとう。
タラのはらこでもう一品、鶏卵と合わせてポロポロに炒め、そぼろを作ってみた。最後に青のりも加えたのでその風味とたまご感で美味しいそぼろに、ご飯にかけて召し上がれ。
そぼろの作り方は、タラのはらこ1腹に対して鶏卵1コ(ふわりとさせたい場合は2コでもOK)に白だし、青のりを適量。
はらこは皮に切込みを入れて中身を絞り出す。卵を溶いて白だしを少し濃いめに加えて混ぜておく。フライパンになたね油を熱し、先にはらこを炒めながらほぐし、次に溶き卵を加えてポロポロに炒めたら最後に青のりを加えて混ぜて完成。
ご飯にのせたりサラダなどのトッピングにしたり、いろいろ工夫してみてね。
先日母が、今年は栗ご飯を食べなかったな~としみじみ言うので栗ご飯を作ることにした。
実は、こっちにいると栗は買うものではなく山で拾うか知り合いが持ってきてくれたりするので、どうも私は買う気になれずにいたら栗の旬はとっくに過ぎていた。
そこで、お手軽な甘栗を使うことにしたが、それだけでは旬の栗のような存在感がないかな、と思って他の食材も加えて中華風にしてみた。そして、この日の夕飯メニューは栗ご飯に水餃子を合わせて全体的に中華風に、美味しかったよ。
<甘栗の中華風炊き込みご飯>4人分
材料 うるち米・もち米・・各1合ずつ(合計2合) 酒・・大さじ1 オイスターソース・・小さじ2 塩・・小さじ1/2
醤油・・大さじ1 鶏ガラスープの素・・小さじ1/2 ごま油・・小さじ2
むき甘栗・・100g エリンギ・・1本 蓮根・・小1/2節 生姜・・1片 松の実・・大さじ1
作り方
①うるち米ともち米を合わせて洗い、30分ほどザル上げする。
②エリンギは縦4等分に切ってからサイコロ状に切り、蓮根もサイコロ状に切る(アク抜きはしなくてよい)。生姜は千切りにする。
③炊飯器の内釜に①の米を入れ、調味料を全て入れてから目盛りまで水を加える。その上に具材をのせて炊く。
④炊き上がったら全体をさっくりと混ぜる。
*最後に混ぜる時、栗が崩れないようにさっくりと混ぜてください。
私たちは何かを超えた・・そう、すごく大事な何かを。
私と母の強すぎる結びつきは、それぞれの生き方の課題をクリアするためのものだったと解った大きな出来事があった。
今、私と母は介護する側とされる側の立場だが、その日々の実情の奥にある真理めいたものを掴み取ることができたと私は確信している。
私は母に、この件に関して聞いてないので(聞くすべもないけれど)どうかはわからないが、母は心身ともに調子が良くなってきたので無意識のうちに掴み取っていたのでは、と。
私は、この数か月いろいろあってストレスフルの時もあったけれど、今はとても心穏やかだ。何かを超えた充実感に包まれていて嬉しい。
こんな時は、美味しいコーヒーが飲みたくなる。新聞に載っていた情報から検索して、盛岡一高の近くにあるNagasawaCOFFEEに行ってきた。
このお店は、店内でコーヒー豆を焙煎しているので居ながらにしてコーヒーの香ばしいかおりに包まれ、とても心地良い。そして、コーヒーを口に含むと苦味の他、隠れた味がひょいと出てきてコーヒーそのものの美味しさを堪能できた。
セットメニューにケーキもあったのでそれを頼んだが、ケーキに合わせたコーヒーだったので両方とも美味しく、大満足だった。
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