冬の薬膳「サツマイモの豆乳煮」
サツマイモの甘さはホッとしますね。食事の箸休めに、食後のデザートにとどちらでもいけます。食物繊維たっぷりのサツマイモでおなかを元気にしよう。
調理ポイント
先にサツマイモを蒸し煮して軟らかくなってから豆乳を加えて仕上げることで、クリーミィになります。それは、自然塩のにがりが豆乳を固めるので、短時間で仕上げることで豆腐状になるのを防ぐためです。
薬膳ポイント
サツマイモは、脾腎の働きを助けてお腹を強化し、むくみや息切れ、無力感、便秘を改善してくれます。補陰薬の枸杞子を少しプラスすることで冬の乾燥などに効き、冬の薬膳に適しています。
21日の日曜日、グルッペでやおやの料理教室を行いました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
今回は、日々の食事に活躍する常備菜など滋養あるメニューを実習しました。見た目は地味ですが、しみじみと美味しく心がホッと癒されるマクロビオティック料理です。この料理が癒しとなる意味を食後に私から話し、皆さんからもいろいろとお話しをいただきました。
その中で「何事も基礎が大事」そして今日の料理でそれをすごく感じた、と話してくださった方がいらして私は自分が伝えたいことが的確に通じていることが嬉しかったです。料理を自分流にアレンジを加えるにも料理の基礎がわかっていないと、心もとないものになってしまうかな、と。
そのように料理教室の再確認もできて、この日のお教室は充実したものとなりました。皆さんに心より感謝申し上げます。
さて、次回は今年最後の料理教室になります。年末はグルッペのお店が忙しくなることもあり、料理教室も1週繰り上げて開催しますので12月12日の第二日曜日になります。メニューなど詳しくは料理教室のご案内をご覧ください。
冬の薬膳「鶏と根菜ともち米の薬膳鍋」
冬は寒さに対応して身体を温めるものを、五臓では腎の働きが旺盛になるため補腎するものを、さらに気血を補う食材を組み合わせて薬膳を作ります。
調理ポイント
もち米は洗って3時間(最低でも1時間)浸水させてから使ってください。土鍋で作ると全体がふわりと仕上がりますよ。
薬膳ポイント
もち米、鶏肉、生姜、棗、蓮の実、松の実、栗は温性で身体を温め、さらに蓮の実、松の実、栗、貝柱は補腎作用があるため冬の薬膳に適しています。
今年は立冬を過ぎても暖かい日が続いてましたが、少し寒くなってきたのでホーム写真を冬の薬膳に変えました。
メインの薬膳鍋は、参鶏湯を参考にして作りました。参鶏湯を作るには鶏を一羽使うなどちょっとハードルが高いけれど、この鍋なら鶏の手羽元にもち米、根菜と棗などと一緒にコトコト煮込むだけ、味付けも塩と醤油の素材を活かした薬膳です。食べると身体がとても温まり、優しい味に癒されますよ。
さらに、カブと人参に柚子皮も加えて五味子酢で和えたもの、とデザートにサツマイモの豆乳煮を合わせました。
レシピは数日後から順次シェアしてまいりますので、少しお待ちください。
先日、白菜を収穫した。外側の葉は見事に穴だらけなので絶対虫がいる、とわかっている私は恐る恐る葉をむいていく。すると、やはりヤツはいた!外から2枚目の葉の下の方で丸々に太ってぬくぬくしているではないか。これは、ヨトウ蛾の幼虫のヨトウムシだ。他にはいなかったので1匹で白菜を独占状態、そりゃ丸々太るよね。私はどうすることもできず、そっと草むらに移動させた。
幸い、真ん中の方は葉がしっかり巻いていて虫にも食われていなかったので人間の私たちも美味しくいただくことに。白菜の鍋といったらウチではピエンロー鍋がダントツメニュー、白菜・春雨・干し椎茸・鶏肉・豚肉を煮込んで塩と七味で食べるシンプルな鍋だが、これがめちゃうまでたっぷり入れるごま油が決め手だ。レシピは2020年12月22日のいちにち一品「ピエンロー鍋」をご覧ください。
今年の2月に仕込んだ味噌がほど良く熟成して完成した。
写真ではわかりにくいけど、それぞれ味も硬さも風味も違って面白い。写真右下から反時計回りに、塩18%、塩14%、塩16%、塩18%に乾燥麹・かんのこ大豆(めちゃうまの大豆)と4種類仕込んだ。
今までは大豆と生の麹を1㎏ずつと塩を18%で仕込んでいたが、ダンナ曰く味噌が塩辛いというので塩を14%と16%でやってみた。14%のは、とろりと甘かったのでダンナに味見をしてもらったら12%でもいいんじゃないか、と。私的には充分甘いからこれでいいと思う。
塩の分量や麹、大豆の違いでも仕上がりがこんなに違うのか、と味噌作りがますます面白い!
私は、数か月前からお惣菜を作る仕事をさせていただいている。
わーい、大好きな料理のお仕事だ。と喜んだのもつかの間、実際に始めると思いの外ワードワークでヨレヨレ状態だ。私は、つい一生懸命になるとカラダに余計な力が入って肩も腕も背中も腰もバリバリになってしまう。帰りに油断すると腰が抜けるくらいまでになるので家まで気が抜けない、トホホ。
そんな時は、近所の温泉(銭湯をウチではこう呼んでいる)に行って大きな湯船で手足を伸ばしリラックス・・お湯に揺られてカラダのコリコリが緩んでいく感覚が幸せだ。
さて、昨日もお仕事で身も心もやり切った私は帰りにコーヒーショップでひと休み、帰ってからはウトウトひと眠り、していたらダンナから帰るメールがあり、さて何作るかな???
こんな時は鍋が一番だ。冷蔵庫から野菜などいろいろ取り出してザクザク切って鍋に入れ、水と昆布または白だしなど入れて煮込むだけ。見かけはこんなだけど、すごく美味しい!
それと、昨日は三之助の絹豆腐があったのでこれは別の土鍋で湯豆腐に、しかも切らずに1丁ドーンと入れてコトコト温め薬味とポン酢で食べた。この三之助の絹豆腐は絶品!ウチにとっては大ご馳走なのだ。ダンナとうまい、うまいと言いながらいっぱいいただきました。ご馳走さまでした。
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