ホーム写真、初夏「フキと油揚げの煮物、他」

初夏の薬膳「フキと油揚げの煮物・フキの葉の佃煮」

この時期は、山菜のフキも葉っぱ付きで売っているので茎だけでなく葉も佃煮にしてみました。茹でてアク抜きさえすれば美味しく作れるのでお試しになってみてください(ちょっと情報が遅くなってごめんなさい)。

 

調理ポイント

フキは、葉と茎に分けて塩茹でし半日ほど水に入れておくとアクが抜けます。茎は塩茹で後、筋を取ってから水に入れておいてください。

薬膳ポイント

フキは、肝心肺の働きを助けて咳や痰を鎮め、便秘や魚の毒に効果的です。血瘀にも良いので血の滞りなどがある場合はおすすめです。また、少し身体を冷やすため冷え性の方は食べ過ぎにご注意ください。

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ホーム写真、初夏「筍とアスパラのお吸い物」

初夏の薬膳「筍とアスパラのお吸い物」

下茹でした筍とアスパラにワカメを合わせたお吸い物。孟宗竹は終わってしまいましたが、これから根まがり竹が北の方からやってきます。根まがり竹はアクが少ないなめ、先端を斜めに切り落として茹でると下茹で完了です。入手できたらお試しください。

 

調理ポイント

昆布ダシを温めて筍・アスパラ・ワカメを入れ、3~5分煮たら味付けして完成です。

薬膳ポイント

筍はむくみを取って便秘に良く解毒し、身体の余分な熱を取ります。但し、脾胃の弱い方は控えめに使ってください。アスパラも熱を取り、気を補って利水するため疲労やむくみに効果的です。

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紅生姜を作る

 私は、紅生姜は自作する。

生姜をスライスして水から茹で、沸いたらザルでこして熱い内に梅酢に漬け、時々生姜を返して全体に紅色がついたら完成。冷蔵庫で保存している。

 

この時、生姜を茹でた茹で汁がジンジャーティーになる。

いつもはハチミツや甜菜糖で甘味をつけるが、今回は甘酒で割ってみた。そういえば、甘酒に生姜おろしを入れて飲むことを考えればこれも理にかなっているね。

私の想像通り、とても美味しかった。紅生姜やガリを作る時にこの甘酒ジンジャーティーお試しあれ、おすすめです。

「やおやの料理教室」5月の様子

今日は、グルッペ荻窪店でやおやの料理教室を行いました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

 

今回の野菜のテーマは「グリーンピース・アスパラガス」フルーツサラダ以外のメニューに使い切りました。両方ともその甘さとやわらかさを活かした料理でとても美味しくできました。参加者の皆さんと共に野菜の旬を堪能し、食後には旬野菜をその時期に食べることで身体を助けてくれることなどをお話ししました。良い会でした。

次回は6月18日(土)に開催予定です。詳しくは料理教室のご案内をご覧ください。

ホーム写真、初夏「筍とグリーンピースの混ぜご飯」

初夏の薬膳「筍とグリーンピースの混ぜご飯」

旬のグリーンピースはホクホクした食感で甘く美味しいですね。筍もそうですが、あっと言う間に旬は終わるのでいろいな料理に使いたい野菜たちです。

 

調理ポイント

筍をご飯に炊き込み、グリーンピースは別に煮てあとから混ぜます。紅生姜で彩を添え、ヒジキ煮とカボチャソテーをトッピング 

薬膳ポイント

初夏は気温が上がるので身体の余分な熱を取るため、清熱作用の食材を選ぶと良いです。

筍は清熱、利水、通便、解毒し、グリーンピースは利水して気を益し、補中(おなかの働きを助ける)します。身体の余分な熱を取り、来たる盛夏に向けて身体のバランスを整えるのに適した薬膳です。

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日々の薬膳料理教室、6月の一品

 来月、日々の薬膳料理教室で作る大豆ミートと旬野菜の八宝菜です。他にご飯とスープを作りますよ。

 

植物性のみで作るので軽い仕上がりになっていて、胃腸に優しいです。調味料もオウチにあるものなので作りやすいと思います。

 

さらに、五味子酢をかけて召し上がっていただきますのでその作り方も紹介します。五味子酢は酢の酸味が和らぐので酸味に弱い方でも食べやすく、お腹全体の調子を整えてくれる優れものです。五味子酢は市販されていないので自分で作るしかないです。興味のある方、ご参加お待ちしております。

「ニンニクの芽オイスターソース炒め」いちにち一品

 ニンニクの芽をネギ坊主?と言うのかなぁ・・穂先付きで頂いたので早速オイスターソースで炒めてみた。

穂先は天ぷらが良いとのことなのでそれを外して3cmほどの長さに切り、玉ネギも薄切りで1/2コほど一緒に炒めた。

 

ニンニクの芽の薬膳効果

身体を温めて脾胃肺大腸の働きを助ける。気を補って巡らせ、脾の働きを改善するため食欲不振に効果的、疲れた時にも元気にしてくれる野菜。

さらにオイスターソースをプラスするため、血・腎を補って食欲増進をはかってくれる。 

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「日々の薬膳料理教室」5月の様子

今日、グルッペ荻窪店で日々の薬膳料理教室を行いました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

 

今回は初夏の薬膳をテーマに薬膳料理を実習し、食後に五行をふまえて説明いたしました。今後も少しずつ深めていきたいと思っております。

実習メニューは、グリーンピースとゴボウの炊き込みご飯、豆腐とワカメの棗スープ、人参・アスパラ・チーズの春巻きの3品。この時期の旬のグリーンピースとアスパラガスを使った初夏にふさわしい薬膳でした。これが薬膳?と思われるかもしれませんが、日常に取り入れやすいメニュー提案をしていることと、このメニューでの薬膳効果を説明しています。実際に参加者さんからこのメニューなら家でも作れると思って参加しました、というお声がありました。

次回は、6月9日(木)に開催予定です。詳しくは薬膳料理教室のご案内をご覧ください。皆さまのご参加をお待ちしております。

ホーム写真「初夏の薬膳」

 初夏の薬膳

この時期は、爽やかな風が吹いて湿気も少なく過ごしやすい頃ですね。気温も次第に上がってきて汗ばむ時などは少し冷たい物が欲しくなります。

 

初夏は、グリーンピースやインゲンなどの豆科野菜が旬です。また、山から筍や山菜が採れるのでそれらも合わせて薬膳を考えました。

身体をあまり冷やさずに余分な熱を取り去るため、野菜と穀物だけにしました。盛夏に向けて脂肪分を控えて軽い身体にしておくと楽です。

それぞれのレシピは順次ブログにアップしていきますので、そちらをご覧ください。

「筍と鶏肉の煮物」いちにち一品

今は筍が旬!

知り合いに筍を頂いたので、即煮物にしました。なんせ、筍は割りと足が早い(傷みやすい)からすぐに料理しておかないと残念なことになってしまう・・。

 

冷蔵庫に鶏肉とグリーンピース、ごぼうの切れ端があったのでそれらをごま油で炒め合わせ、ダシ醤油で煮含めた。

2~3人分の煮物の出し汁(水など)は300ccを目安にするとちょうど良いですよ。具材が出し汁からちょっと出るけれどペーパーなどの軽い落し蓋をすると味が全体に回りやすく、煮上がったときの煮汁もイイ塩梅。鍋は小さめがおすすめです。

このように料理しておくと4~5日は冷蔵庫で保存できます。良かったら試してみてね。

餅玄米でちまきを作る

 今日は端午の節句

餅玄米でちまきを作る

 

知り合いから摘みたての笹の葉を頂き、あまりにもピンピンできれいな葉っぱなのでちまきにすることに。

 

餅玄米を丸1日浸水させておき、水を切って笹の葉に包む。なんせ2年ぶりにやったので紐のくくり方を忘れていたけれど、作業しているうちになんとか思い出して完成。これから2時間煮てそのまま冷まし完成。

ちまきの材料は笹の葉と餅米だから手に入りやすいが、手間がかかる。でもこの手仕事が子どもを思い健やかに成長するよう願いをこめるのだね。行事食はこれからも繋いでいきたいものです。