「キャベツ外葉の佃煮」いちにち一品

皆さん、キャベツの外側の葉は使っていますか?キャベツを丸ごと買った時には捨てずに使ってほしいな。

ちょっと硬くて使いにくい感じがしますが、調理次第で美味しくいただけますよ。外葉は日光を充分に浴びているのでビタミンCが多く含まれるし、カルシウムも豊富とのこと。但し、ビタミンCは加熱により3~4割ほど流出してしまうためスープや炒めるのがおすすめです。加熱すると青臭さがなくなって食べやすくなります。

 

簡単な佃煮レシピ

キャベツの外葉を千切りにし、フライパンにごま油適量を熱してよく炒める。この時、塩ひとつまみ振る。

全体がしんなりしたら酒・みりん・醤油で味付けし、最後に塩で味を調える。

調味料の分量は適量でOK、お好みの味にしてください。キャベツの千切りもそんなに細くなくて大丈夫ですよ。

冷蔵庫で1週間は充分に保存できるので作り置きにもいいですね。

写真左側は炒める前、右側は完成後。キャベツの量は半分以下になります。

やおやの料理教室、4月のお知らせ

 グルッペ荻窪店で毎月、開催しているやおやの料理教室のお知らせです。

 

今回のテーマは「酢こうじ」

酢こうじは、お酢のツンとした匂いが取れて酸味も柔らかくなり、お酢が苦手な方でも食べやすくなります。

写真は酢飯に酢こうじを使っていて、ふわりとやわらかい酸味が身体に染みます。春は酸味を上手に摂り、解毒を促して身体を軽くしましょう。

手作りするしかない酢こうじ、この機会にレシピと作り方のポイントを学んでみませんか。

詳しくは料理教室のご案内をご覧ください。

自家製アジの開き

先日、東京湾で釣ってきたアジを開きにして天日干しにした。

以前もアジの干物を作ったが、身の食感がいまいちだったので友人から聞いた干し方にしてみた。

 

一般的には、開いたアジを塩水に浸けてから天日干しにするけれど、浸ける時間や干す塩梅など難しい。干物屋さんは、その日の天候や季節などで時間を細かく変えているとのこと。だから安定して美味しいのだね、プロの技だ。

私はそこまでできないので塩水に浸けるのではなく、塩をアジに軽くすり込んでから酒を全体にまぶし、丈夫なビニール袋に入れて空気を抜くようにして口を縛り、ひと晩冷蔵庫に保存する。それを天日干しにするが、半生にしたいので3時間で完了。アジを塩水に浸水させるよりも身が引き締まって味もさらにグレードアップするのでおすすめだ。塩加減は2~3%かな、全体にまぶされればいいので計らなくても大丈夫。酒は1尾に対して大さじ1くらいかな、これも適量で大丈夫。最高にうまいよ!

豆乳ヨーグルト、春に発酵加速!

私は豆乳ヨーグルト毎朝食べているが、自家製なので季節によって発酵具合が違って面白い。

春は寒暖の差があって急に暖かくなったりすると、豆乳の表面がもこりもこりと少し盛り上がり旺盛な発酵力を見せつけてくれる。これが、他の季節ではここまでにはならないので、やはり春は命が生み出される時だと感じる。

 

豆乳ヨーグルトの作り方

私は、発酵の元を玄米にしているのでいつでも気楽に作れるし、過発酵になってやり直す際も気軽にできる。

作り方は、玄米大さじ1を2日ほど浸水させてからザルで水を切り、保存容器に入れて無調整の豆乳を400~500ccほど加えて室温に置く(この時期は1~2日かな)。少しゆすってゆらりとしたら冷蔵庫で保存する。春は発酵が早いので全部固まらない前に冷蔵庫に入れて低温熟成した方が滑らかにできあがる。

冷蔵庫に保存していても、数日間開けないでいると表面にカビのようなものが出る場合があるのでそれは取り除くこと。もし、傷んでいるようなら処分して作り直すと安心。

室温に置く際は、写真右側のようにフタはのせておくだけで冷蔵庫に入れる時にきっちりフタを閉じる。*ちょい過発酵ぎみだね。

左側の写真は豆乳が発酵中だけど、写真だとわかりにくくてごめんなさい。

 

先日、冷蔵庫に保存していた豆乳ヨーグルトを見ると2日開けないでいただけなのに傷んでいた。表面の白カビを取り除いたが、全体にダメかもと思い食後に捨てようと保存ビンの中を見たら玄米のあたりからプクプクと泡立ち、発酵している感じがあったので試しに豆乳を入れて室温に置いてみた。すると夕方にはゆらりとしてきたので冷蔵庫に保存し、翌朝食べてみると完全にヨーグルトになっていた。玄米は傷んでなかったんだね、捨てなくて良かったよ。

乳製品がダメな方や興味のある方など、よかったらお試しくださいね。

断食、その後

3日間の断食の後、私たちはカゼをひいてしまった。

3日目でカラダが一番きつい日にダンナは仕事で展示会に行き、たぶんそこでカゼがうつってしまったのだろう。通常ならカラダの防御作用が働いてカゼにかからないかもしれないが、断食中だったのでね。

 

中医学では、食べたものが消化されそれが肉体を営養すると共に気も生成すると捉える。断食中は食べていないから気の働きのひとつであるカラダの防御作用が著しく低下していたため、カゼの侵入を防ぎきれなかったと思われる。

私は、ダンナからカゼがうつらないようにと気を付けていたが、やはり断食明けのカラダであるためか同じ症状のカゼ、つまり簡単にうつってしまった。トホホ・・

今回のカゼの症状は、発熱はなくて喉の痛みから翌日には鼻水・くしゃみの鼻カゼのような感じ。漢方薬と食事でふたりとも回復は早く、あとは鼻のぐずぐずが取れれば大丈夫。

 

春は風の季節でカラダへの影響も大きいため、防御作用の気の働きを充実させてカゼをひかにように気を付けよう。

写真は、断食明け2日めの七分搗きご飯と味噌汁、これもカラダに沁みてすごく美味しかった。

 

「やおやの料理教室」3月の様子

18・19日の2日間、グルッペでやおやの料理教室を行いました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。おかげさまで参加者さんが増えてきてとてもありがたいです。

 

今回のテーマは「塩麹」

塩麹の作り方を講師がデモンストレーションし、レシピの説明もあり盛りだくさんだったと思います。

メニューは塩麹を最後に加えたパスタ、菜花と筍のスープはほのかな甘さと菜花の苦味が滋味深く、人参の塩麹マリネにはマリネ液に塩麹を加え、イチゴのムースで春の味を堪能しました。全体的に優しい味で身体の奥深くに沁みたのでは、と思われます。毎回ですが、皆さんの和んだ雰囲気にとても良い会となりました。写真左側は土曜日、右側は日曜日のです。

 

次回は4月22(土)23(日)の2日間、開催予定です。第4土日となりますのでお間違えのないようにお願いします。詳しくは料理教室のご案内をご覧ください。

3日間の断食

私は、昨日まで(3/13~15)3日間の断食を行った。春になって身体を軽くしたいのにまだ冬の食べ方(多量に食べる)をしていたこと、とダンナも一緒にやると言ったので決行した。

 

期間中は、水やお茶などの液体のみ(これに酵素を摂るのがベストだったが購入間に合わず)で過ごした。

写真は断食明けのお昼の回復食

七分搗き粥、シジミの味噌汁、梅干し、たくあん。足りない場合にとほうれん草のエゴマ和えをつけたが、これは要らなかった。朝は玄米クリームで身体の隅々まで生き返る感じだった。

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ホーム写真「キャベツのアンチョビソースがけ」

薬膳ポイント

キャベツは健胃作用があり、肝や腎も助けてくれます。春は脾胃の働きも強化しておくと良いためこのサラダにしました。アンチョビソースのイワシは健脾の他、補気作用もあり春の身体を助けてくれます。

 

材料と作り方 2~3人分

キャベツ・・1/4コ アンチョビ・・4枚 オリーブオイル・・大さじ3 枸杞子・・大さじ1

①キャベツをひと口大にざく切りし、さっと茹でて冷ます。

②小鍋に刻んだアンチョビとオイルを入れ、弱火で温め①のキャベツにジュッと回しかける。

③少量の水で戻した枸杞子を散らす。

初、海釣り

 

 今週の水曜日、私は海釣りに行ってきた。以前より船に乗って海で釣りがしたいと思い続けてきてやっと実現して嬉しかったな。

 

当日は快晴で波も穏やか、絶好の釣り日和だった。釣りに詳しい知り合いに連れて行ってもらい、竿の仕掛けなどいろいろ教われて良かった。

横浜から釣り船に乗って出港し、レインボーブリッジをくぐり抜け東京湾でアジ狙いの釣り。

ワクワクドキドキの初海釣りとなった。

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「日々の薬膳料理教室」3月の様子

今日はグルッペ荻窪店で日々の薬膳料理教室を行いました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

 

薬膳テーマは先月に引き続き「春の薬膳」です。メニューはカジキマグロと舞茸の炊き込みご飯、セロリと玉ネギのターメリックスープ、春菊と人参のおぼろ豆腐和え、さらに大根と人参の梅酢漬けをおまけで作りました。

皆さんと共に作るお料理はどれも美味しくできます。今回も大好評でした。

食後は春の薬膳の内容を深め、皆さんと会話のコミュニケーションもとれて良かったです。

次回は4月13日(木)詳しくは薬膳料理教室のご案内をご覧ください。

ホーム写真「菜花と餅あわのターメリックスープ」

薬膳ポイント

菜花は活血・解毒し、ターメリックは活血・行気、棗は健脾・補気・補血する働きがあるため春の身体を助けてくれます。

また、棗は血を造るくらいのものなので気味が重いため軽くする生姜を少し加えて調整しています。 

調理ポイント

このスープは棗を2/3~半量に煎じて棗の甘さを活かし、これがダシになります。他の調味料は酒・みりん・塩を使いましたが和風でもなくちょっと不思議な味で美味しいです。ターメリックは入れ過ぎると食べにくいので少量にしてください。

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ホーム写真「ふんわりオムレツの蕎麦サラダ添え」

薬膳ポイント

春は肝の働きが旺盛になる季節、肝はストレスなくのびやかな状態を好むため疏肝することが最も大事です。そこで、疏肝理気する蕎麦を使いました。また、鶏卵は肺脾胃心肝腎と五臓を助けるため春の不安定な体を落ち着かせてくれます。

調理ポイント

サラダには玉ネギ・人参・三つ葉を加え、春は油脂を控えたほうが良いためポン酢で和えただけの簡単サラダです。

オムレツは全卵をハンドミキサーで八分立てにし、フライパンに一気に流し入れたらフタをしてふんわりするまで(約2分)焼きます。意外と簡単にできますよ。お試しを!

 

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ホーム写真「春の薬膳」

春の薬膳

春は肝の働きが旺盛になるため、そのケアが必要です。

肝の働きを促すために疏肝(ストレスなく気がのびのびと流れるように)し、気の巡りを良くすると同時に脾胃や肺の働きも助けるよう薬膳を組み立てましょう。

 

薬膳ポイント

蕎麦とターメリックは疏肝理気し、キャベツは健胃、アンチョビソースのイワシは健脾、スープの棗は健脾・補血、鶏卵は五臓を助ける優れもの。

鶏卵やキャベツ、棗と全体的に甘い味でネギや三つ葉、アンチョビ、ターメリックがアクセントになっていて美味しいです。デザートの柑橘の香りと酸味で最適な春の薬膳です。

各レシピは順にシェアしますのでお待ちくださいね。