春の味「うどの酢味噌和え」

 今日は朝から雨、春の陽気と重なってほんわりしています。なんだか、うどがポンと心に浮かび無性に食べたくなって、買っておいたうどで一品作りました。

 自分の身体に聞くとは、こんな感じなのです。頭で考えずに心に浮かんだものに対して意識を配ると、たいていはすごく食べたくなるのです。そうでもない時は、実際に食べてみるとなるほど、と納得するかもしれません。

 では、今日の私は何故うどが食べたいか?調べてみました。薬膳的にみると、うどは身体をやや温め、辛味と苦味が特徴です。その作用としては、足腰の冷えや痛み・湿疹によいとあります。そして、春は酸味が身体を助けてくれるし、日本では山菜の苦味も効果的です。

なるほど・・、確かに今日は朝から少し寒く、実際に今足先は冷えています。また、湿気取りの作用もあるので雨に対応してますね。こうして調べてみることで、今の自分に必要だったと納得できました。但し、これはあくまでも私個人のことです。身体に聞くということの参考にしていただけたら幸いです。

 作った料理は、うどの酢味噌和えです。春に身体を助ける酸味を使うため酢味噌にしました。うどだけでは物足りないので、乾物を探すとつい忘れがちな使いかけのかんぴょうが!しかも、少し茶色くなっているではありませんか。たぶん、どなたも経験があると思います。これを捨てずに、よく水洗いして(まだ茶色っぽい)塩をもみ込み5分ほどおいて、水洗いすると白っぽく変化します。さらに、ふのりも加えてカイワレ大根をトッピングしてみました。

 

うどの酢味噌和え 2~3人分

<材料> 山うど(またはうど)・・1本 かんぴょう・・1本ほど ふのり・・適宜

    {白みそ・・大さじ1 水・・大さじ1/2}酢・・小さじ2~3 塩・・ひとつまみ

<作り方>

 ①うどはよく洗い、皮ごと薄い斜め輪切りにして酢水に入れる。かんぴょうは上記のようにし 

  て3cm長さに切り、5分ほど茹でる。ふのりはさっと洗う。

 ②鍋にうどを酢水ごと入れ、2~3分茹でザルにとる(シャキシャキ感を残す感じで)。

 ③白みそを水で溶いて酢を加えて混ぜ、最後に塩を加えて味を締め、和え衣を作る。

 ④全てを合わせて軽く和え、器に盛ってカイワレ大根など青味を添える。

*うどは薄く切ると皮ごとでも全く気になりませんよ!お試しくださいませ。