いちにち一品「一升漬けでカブの和え物」

 

 

去年の夏に仕込んでおいた一升漬けが美味しくなっていて、鍋物の薬味や味のアクセントに使っている。

 

今回は、カブに和えてみた。

カブを薄切りにして塩をまぶし、しんなりしたらよく絞る。そこに一升漬けを適量加えて完成。

 

 

一升漬けとは、青唐辛子・米麹・醤油を同量合わせて漬けるだけの

昔から作られてきた伝統食だ。

昔は今よりも家族は多いし、保存食は重宝するのでたくさん仕込んでいたようだ。そこで、3つを一升ずつ漬けたため一升漬けと呼ばれている。

 

私は、先に青唐辛子を縦に切って種を出し、粗みじんに切ってそのカサと同量の米麹・醤油を合わせて作っている。作る分量は、1カップずつでウチではこれで充分だ。

これは、作り方も材料もとてもシンプルだけど、手仕事と漬ける時間が一升漬けの味を決める感じがする。

 

ずっと続けていきたい手仕事だ。