梅雨の薬膳「黒豆と人参の炊き込みご飯」
黒豆の甘さに人参がアクセントとなり、全体的にほんのり甘めのご飯です。黒豆は浸水させずに使います。
料理ポイント
黒豆を乾いた布巾で拭いて汚れを取り、乾煎りしてから炊飯器で炊けるので浸水の手間が省けます。
薬膳ポイント
黒豆は身体を冷やさず、利水効果に優れるため梅雨寒の頃のむくみ取りに良く、さらに血を補って巡らせ、脾の働きを助けてくれます。人参は、脾の働きを助けて血を補うため黒豆とダブルの効果になり、梅雨(長夏)には最適の使い方です。
ちなみに、長夏は夏の終わりの蒸し暑い頃を表すため、その頃にも同様に使えます。
<黒豆と人参の炊き込みご飯>4人分
材料 胚芽米(白米でも)・・2合 黒豆・・1/4カップ 人参・・50g 昆布・・2cm 塩・・小さじ1/2
作り方
①胚芽米を洗って30分ほどザル上げしておく。
②黒豆を布巾で拭き、鍋に入れて皮に切れ目が入るまで弱火で乾煎りする。
③人参は1cm弱の角切りにし、塩少々(分量外)をまぶしておく。
④炊飯器の内釜に②の黒豆と昆布を入れ、①の胚芽米を入れて表面をならす。
⑤豆が浮き上がらないように静かに水を加え、塩をパラパラと振り入れご飯を炊く。
⑥ご飯が蒸らし終えたら全体をさっくりと混ぜる。
*黒豆を洗うと皮がふやけるので、乾煎りしてもパリッと皮に切れ目が入りにくく、香ばしさが半減します。
*一緒に炊いた昆布は、軟らかくなっているのでそのまま召し上がれますよ。