秋の薬膳「人参と松の実玄米ご飯」
人参・油揚げの甘さと噛むごとに玄米の甘味も加わって、ほっこりと心が落ち着いてきます。玄米のフィチン酸には、体内の有害物質を排出する働きがあります。
調理ポイント
玄米を通常に炊き上げてから、人参と油揚げを炒めて玄米ご飯に混ぜる。松の実は軽く煎ってトッピングする。
薬膳ポイント
秋の乾燥に対応させて潤肺作用のある松の実で肺を潤し、滋陰、補血する人参を合わせて秋の薬膳にしました。
<人参と松の実玄米ご飯>4人分
材料 玄米・・2合 塩・・適量 水・・430cc(約2割増し)または、炊飯器玄米モードの目盛りまで
人参・・1本(中サイズ) 油揚げ・・1枚 ごま油・・大さじ1 水・・100cc みりん・・大さじ1
醤油・・大さじ1.5くらい 松の実・・大さじ1.5
作り方
①玄米をザルに入れて水を入れたボウルで受けて洗い、4回ほど水を替えて洗う。
②①を30分ほど浸水させてから塩を加え、圧力鍋のフタをして高圧で25分加圧し、火元からおろして10分蒸らす。または、炊飯器の玄米モードで炊く。
③人参は千切り、油揚げは油抜きして細切りにする。、松の実は軽く煎る。
④鍋にごま油を熱し、人参を入れて塩をひとつまみ振りじっくり炒めて甘味を引き出す。
⑤④に水を加えてフタをし、5分ほど煮て人参が軟らかくなったらみりんと醤油を加え、さらに少し煮る。
⑥次に油揚げを加えて全体を混ぜる。
⑦蒸らし終えた玄米ご飯に⑥を加えて混ぜ、茶碗によそい松の実をトッピングする。
*人参の大きさによって醤油の分量も多少増減するので、まずは醤油を大さじ1加えて味見をしてから足してください。
*油揚げは一気にダシ醤油などを吸うので、先に人参にしっかり味付けしてから加えても油揚げには味が染み込みます。
*人参の煮汁が少しあるとご飯にもよく染みて美味しくなります。