秋の薬膳「蓮根の山芋はさみ焼き」
蓮根のシャキ感と間にはさむ山芋のフワッと感、海苔の香ばしさが合わさってとても美味しいです。ポン酢でお召し上がりください。
調理ポイント
山芋は粘りが強いのですりおろすと団子状態にまとまるので粉などのつなぎが要らず、蓮根の間にはさみやすいです。とは言ってもそのままでは山芋が飛び出してしまうので海苔で巻くと扱いやすいです。長芋は水分が多いのでこの料理には使えません。
薬膳ポイント
山芋は潤肺作用があるため、肺を潤し咳を鎮めたり痰を出しやすくします。蓮根は体内の水分を生じさせ乾燥状態を緩和してくれるため、これらを合わせることで身体を充分に潤してくれます。
<蓮根の山芋はさみ焼き>4人分
材料 蓮根・・太め中サイズ1節 山芋・・200g 生姜・・1片(5gくらい) 塩・・ひとつまみ 焼き海苔・・4枚
片栗粉・・適量 なたね油・・フライパンに1cmくらいのかさの量
作り方
①蓮根を5㎜厚に輪切りにし、キッチンペーパーで軽く水分を取る。
②山芋の皮をむいてすりおろし、みじん切りにした生姜と塩を加えて木べらで混ぜる。
③蓮根の内側になる面に片栗粉をまぶし、4等分にした山芋生地をはさんで海苔を巻く。
④フライパンに油を熱し、③の巻き終わりを下にして揚げ焼きにする。きつね色になったら返してフタをし、さらに焼く。
⑤蓮根の部分に竹串を刺してみてスッと通ったら焼き上がり。
⑥半分に切って器に盛り付ける。
*蓮根は皮ごとでOK、山芋も皮ごとでも良いのですが、ヒゲ根をガスの火でチリチリ焼くと口当たりがよくなります。
*焼き海苔はおにぎり用のサイズですが、1帖の場合は3等分に切ってお使いください。