夏の薬膳
夏は大量に汗をかくので塩分もしっかり補給することが大事です。そこで、スープなどの汁物は塩気を多めにして作ると良いでしょう。但し、塩分を制限している病気の場合は別です。
調理ポイント
トウモロコシを丸ごと煮て実も使って良いのですが、今回のように実は別の料理に使う場合はトウモロコシの芯と皮とヒゲ根でだしを引くとほんのり甘いだしになります。これを濾して夏野菜を煮て、塩と醤油少々で仕上げる夏のスープです。
薬膳ポイント
トウモロコシのヒゲ根は、利水と水腫に効果的で肝・腎・膀胱・心・小腸の働きを助けます。夏に水分を大量摂取し、それがうまく循環せずに身体のあちこちに溜まりむくみとなった場合に効果的です。これに、脾胃を助けるエンドウと暑気あたりに良いトマトを合わせました。
<トウモロコシだしのスープ>4人分
材料 トウモロコシの芯・皮・ヒゲ根・昆布で引いただし汁・・4カップ インゲンなど・・4本 ミニト
マト・・4コ 塩・・適量 醤油・・小さじ1/2
作り方
①鍋にトウモロコシの芯・皮・ヒゲ根・昆布と水4.5カップほど入れて中火にかけ、沸いたら弱火で煮る。
②だし汁が甘くなったら濾して3~4等分に斜め切りしたインゲンを加え、煮えたらトマトも加えて塩と醤油で味付け。
*昆布は3cmほどで充分です。