小田原市江之浦地区に「江之浦測候所」はある。
写真家、現代美術作家、建築家、演出家の杉本博司氏による庭園と石、茶室、ギャラリー棟などがミカン農家だった急峻な土地に点在している。
私がすごいな、と思ったのは杉本氏が、冬至と夏至、春分・秋分の太陽の通り道が示される通路や建物を造ったことだ。それは、すでに太古の人々がそのように祭殿を造り祈りを捧げていたことでも知られている。
そこで、杉本氏は天空を測候することに立ち戻ってみる、それが今、大事なことではないか、と提案されている。
私のつたない文ではお伝えしきれないので江之浦測候所で検索してみてね。
少しだけ他の写真もアップしました。興味のある方は是非、体感しにお出かけくださいませ。
*2/5(日)NHK Eテレ20:00、日曜美術館で江之浦測候所が再放送されます。興味のある方は見てみてね。
受付からつながる通路、ギャラリーになっていて杉本氏の写真が展示されている。
この先に何があるのか、と思わせる長い通路
片面はガラス張りで庭園との融合さを感じる
急峻な傾斜に突き出た通路
海につながる様は
突端から一歩踏み出して・・見えない自分自身の道をお行きなさい
と言われているかのようだ
冬至の朝日が貫く隧道
相模湾から昇る朝日が通り、対面の巨石を照らす
イノチが再生するはじまりの時