陳皮と生姜ご飯は、炊きあがるとほんのりと生姜や柑橘の香りがして清々しく鼻がスーッと通って気持ちが良いです。陳皮も生姜も炊き込んでいるため食べた時の味は強くなく、どんなおかずにも合って美味しいですよ。
薬膳の効能
陳皮・・温州みかんの皮を干したもので身体を温め、脾肺の働きを助ける。気を巡らす作用が強く胸悶、腹満、嘔吐、下痢、消化不良、多痰によい。
生姜・・体を温め肺脾胃の働きを助ける。冷えたカゼ、お腹の冷え、嘔吐、食欲不振、つわりなどによい。火を通すとお腹を温める作用がある。
このふたつの食材で春先の冷えを改善し、さらに陳皮で気の巡りを良くします。
<陳皮と生姜ご飯>4人分
材料 胚芽米・・2合 陳皮・・5g(干しみかんの皮、約1コ分) 生姜・・10g 酒・・小さじ1 塩・・小さじ1/2
作り方
①胚芽米をさっと洗って30分ザル上げしておく。陳皮はハサミで細く切る。生姜は皮ごと千切りにする。
②炊飯器の内釜に胚芽米を入れて水を目盛りまで注ぎ、酒・塩を加えてひと混ぜし陳皮と生姜をのせて炊く。
③ご飯が炊き上がったら全体をさっくり混ぜる。
*陳皮の代わりに柚子の皮を1/2コ分弱でもOKです。生で大丈夫です。
*陳皮はカラカラに乾燥しているのでハサミで切ると飛ぶ場合があります。そこで、さっと水で濡らしてから切ると飛びませんよ。