冬の薬膳「サツマイモの豆乳煮」
サツマイモの甘さはホッとしますね。食事の箸休めに、食後のデザートにとどちらでもいけます。食物繊維たっぷりのサツマイモでおなかを元気にしよう。
調理ポイント
先にサツマイモを蒸し煮して軟らかくなってから豆乳を加えて仕上げることで、クリーミィになります。それは、自然塩のにがりが豆乳を固めるので、短時間で仕上げることで豆腐状になるのを防ぐためです。
薬膳ポイント
サツマイモは、脾腎の働きを助けてお腹を強化し、むくみや息切れ、無力感、便秘を改善してくれます。補陰薬の枸杞子を少しプラスすることで冬の乾燥などに効き、冬の薬膳に適しています。
<サツマイモの豆乳煮>4人分
材料 サツマイモ・・200g(中サイズ約1/2本) 水・・1/2カップ 豆乳・・1/2カップ 甜菜糖・・大さじ1~2
枸杞子・・大さじ1 塩・・ひとつまみ
作り方
①サツマイモは皮ごと1cm巾の半月切りにし、小鍋に入れて塩ひとつまみまぶす。
②サツマイモから水分が浮いてきたら弱火にかけ、水分をざっと飛ばす。
③次に水を1/2カップ加え、フタをして蒸し煮する。
④サツマイモに竹串を刺してみてすっと通ったら、豆乳と甜菜糖、枸杞子を加えて煮る。
⑤④を少し煮詰めて火を止める。
*サツマイモに塩をまぶし、火にかけることで表面に浮き出たアクを飛ばします。するとサツマイモの味の濃さが際立ちます。
*甜菜糖の分量はお好みでどうぞ、また、代わりにきび糖などでもOKです。