春の薬膳「豆腐と人参の棗スープ」
スープは身体に吸収しやすく、その効果をいち早く現わしてくれます。中華料理のコースには最初と途中、2回スープが出されるくらい重要視しています。
調理ポイント
棗を水から入れてスープが半量になるまで煎じます。すると、棗の優しい甘さがベースになり最後は塩と少量の醤油だけの味付けでOKです。
薬膳ポイント
春の薬膳は、肝の働きが旺盛になるため調整すること、合わせて脾・肺の働きも整えることが大事です。そこで、このスープは棗で脾の働きを助けています。
<豆腐と人参の棗スープ>4人分
材料 棗・・8粒 水・・8カップ(半量まで煎じる) 豆腐・・1/2丁 人参・・1/3本 酒・・大さじ1
塩・・適量 醤油・・小さじ1
作り方
①鍋に棗と水を入れて中火にかけ沸いたらやや弱火で水が半量になるまで煎じる。
②豆腐は食べやすい大きさに切り、人参は半月切りにする。
③①に人参を加えて軟らかく煮たら、酒・塩・醤油で味付けし、豆腐を加えて温まったら火を止める。
*スープの器によそってからネギや三つ葉などの青味を浮かせてもいいですね。