秋の薬膳
秋は空気が乾燥してきますね。
中医学からみると肺は潤っているほど良く、乾燥するとその機能が低下して呼吸器から侵入してくるウイルスなどを排除できにくくなります。また、肺と大腸は対になっているため肺が乾燥すると大腸も乾燥し便秘になることがあります(腸燥便秘)。
そこで、身体を潤す食材を使って薬膳を作ることが大事です。
薬膳ポイント
キクラゲと落花生は潤肺(肺を潤す作用)し、生姜を加えることで身体を温めます。最後に七味唐辛子を振ると秋の主味である辛味をプラスすることができ、この時期に適した薬膳となります。
<白キクラゲと落花生の炊き込みご飯>4人分
材料 胚芽米・・2合 水・・炊飯器の目盛り 酒・・小さじ2 塩・・小さじ1 醤油・・小さじ1
白キクラゲ(乾燥)・・15g 落花生・・40g(約1/3カップ) 生姜・・1片(5gほど)
作り方
①胚芽米を洗って30分ザル上げしておく。
②キクラゲを水で戻し、硬い部分の石づきを取って食べやすい大きさにちぎる。生姜は千切りにする。
③炊飯器の内釜に①の米と酒・塩・醤油を入れ水を2合の目盛りまで注いでひと混ぜし、具をのせて炊く。
④炊き上がったら全体をしゃもじで切るように混ぜる。
*白キクラゲは下煮の必要はありません。たっぷりの分量なので10gにしてもOKです。
*落花生はおつまみ用のピーナツで大丈夫です。
*お茶碗によそって七味唐辛子など振ってお召し上がりください。