秋の薬膳
夏に冷たい物を摂ったので胃腸が疲れていて消化機能が低下していることも多いです。そこで、脾胃の働きを助ける食材もプラスすると良いでしょう。
調理ポイント
山芋はよく洗ってさっと乾かし、コンロの火でヒゲ根を焼きます。火傷をしないように山芋に菜箸を刺すと良いでしょう。そして、皮ごとすりおろして使います。
薬膳ポイント
脾を助ける(健脾)、補気、潤肺、滋陰効果の山芋と気を益し痰を取り除く作用のナメコを使ったスープです。
<山芋とナメコのスープ>4人分
材料 山芋・・100g ナメコ・・1パック 小ネギ・・3本 水・・3.5カップ 貝柱・・1コ 酒・・大
さじ1 塩・・適量 醤油・・小さじ1
作り方
①鍋に水を入れて沸かし、火を止めて貝柱を入れてフタをし20分ほど置く。
②山芋をよく洗って少し乾かし、コンロの火でヒゲ根を焼く。皮ごとすりおろしておく。小ネギは小口切りにする。
③①の貝柱を手でほぐして弱火にかけ、ナメコを加えて煮る。
④次に山芋おろしをスプーンですくってまとめ、静かにスープに加えて3分ほど煮る。
⑤④に酒・塩・醤油を加えて味付けする。
⑥汁椀によそって小ネギを散らす。
*山芋は粘りの強いもので、長芋は水分が多いためまとまりません。山芋を購入する際にはご注意ください。
*貝柱の代わりに顆粒ダシを使ってもOKです。